- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150305475
感想・レビュー・書評
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2006
アニメから入ったけど文章の世界観にすぐに引き込まれた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラフィールと呼ぶがよい!
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最初にアニメから入ってしまったのですけど、やっぱり原作のコチらの方が楽しく読めました。3巻ブっ続けで読んだので肩凝りが…(笑)主人公のジントの、なんともイマドキの子らしい性格が、見ていて興味をひきます。そしてラフィール様は可愛い!「許すがよい!」には笑わせてもらいました。アーブには素敵な人がいっぱいですね。
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SFじゃない。ただのSFだと思ったら大間違いですね。2度読み返した。
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もちろんSFとして読むのが正しいのですが、読後感としては青春モノのイメージが埋め込まれました。
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筆者は森岡浩之。
遠い未来、人類が惑星移住をしてからのお話。
主人公ジントは、惑星マーティンに住んでいた。
ある日突然やってきた侵略者、アーヴの強力な軍事力の前に、惑星政府主席―ジントの父―は、アーヴとある取引をする。
その結果、ジントはアーヴ帝国の貴族となり、ジントは、アーヴとして生きていくこととなる…。
本格SF。
平面宇宙など、独特の設定が多いが、個々のキャラクターもそれぞれが魅力的なのは珍しい。
この手のSFは、総じて世界観を演出するために、キャラクターが薄くなりがちなのに、これはキャラクターが立っているのだ。 -
アークの設定がいい。空間種族である必然性と異種族性がはっきりしていてわかりやすいです。それがゆえに翻弄される主人公に共感できます。しかし主役は不幸の嵐だな。
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いわゆるSFでスペースオペラ。期せずして銀河最大の帝国の貴族となった青年ジントと、帝国王女ラフィールが主人公。ジントとラフィールの触れ合いを軸に、銀河全土を巻き込む大戦争を描いています。言語までも綿密に作り込まれた世界観やひねりの利いた文体など全体的に隙がなく安心して楽しめる作品だと思います。発刊ペースが遅いのが難点ですが、今後も大いに期待したいところです。
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星界の紋章シリーズ<BR>
今更紹介するまでもない有名どころですね(笑)
SF好きの方でも、特にSF好きじゃなくても楽しめるところが一番の特徴なんでしょうか。
アニメから入った人には是非空間認識や、空間融合の感覚を文章で体験して欲しいと思います。
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合わせて続刊もどうぞ↓
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<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150305528/clearoccasiob-22" target="_blank">星界の紋章〈2〉ささやかな戦い</a><BR>早川書房 (1996/05)<BR><br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150305552/clearoccasiob-22" target="_blank">星界の紋章〈3〉異郷への帰還</a><BR>早川書房 (1996/06)<BR><br>
↓森岡浩之の処女短編集<BR>
この本を読んで森岡浩之という作家に興味を持ったので、個人的には読んで欲しい。特に表題作の「夢の〜」におけるユメキという言語は表意文字文化の日本人には感覚的に捉えやすいものがあるのでは? とか。<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150308020/clearoccasiob-22" target="_blank">星界の断章 <1></a>で使われている一人称的な狭い視野から始まり、実は……の作りとなっているような短編なども比べて読むと面白いのではないかと。<BR>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150306907/clearoccasiob-22" target="_blank">夢の樹が接げたなら</a>
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ジントの暮らしていた惑星マーティンが、突如としてアーヴの侵略を受けた。望まずにアーヴとなるべく定められたジントは数年後、帝国軍人になるため主計修技館への入学を希望するが、そのために乗った艦が戦闘に巻き込まれてしまう。<br>ジントとラフィールの出会う巻。私はアニメを少し見たのでこの辺の話はだいだい知っているけれど、それでも読む甲斐はあると思う。ただ、帝国軍の階級や、いたるところに振られているルビにはまだ馴染めないところもあったり。