戦闘妖精・雪風〈改〉 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-27)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 317
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306922

感想・レビュー・書評

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  • 少し、とっつきずらいが雪風と深井零の関係が変わって行くのが興味深い。

  • 人間は機械に支配されてしまうのでは無いか。そんな感覚を抱いてしまう一冊。しかし、ジャムとはなんだろう。

  • 30年前のSF。空気感は「スカイクロラ」ぽい。敵は謎の異星体。彼らが人類を狙っているかもわからないが、攻めてくるから迎撃する。主人公は生還を義務づけられた偵察部隊のパイロット。感情を省き、ひたすら機械と会話をする。だが、機械は人間を思いやるだろうか?戦うことの意義は問われない。生きて帰ることにのみ価値をおく。前半はこの世界を理解するために書かれているが、徐々にテーマに集中していく。人間は機械を操る存在か操られる存在なのか。

  • JAMだのCOOKIEだの、お菓子がいっぱい出てくる。高度な情報処理システムは自己判断する用になるのだろうか?自閉症気味な主人公と無機知性のやりとりはなかなかおもしろい。思った以上の出来。続刊も読んでいるところ。

  • 初めて読んだSF小説。
    台詞の一部などに気になる所があるけどメカや戦闘描写に燃える。章ごとにしっかり一つのエピソードになっているのでSF入門用としても読みやすい。

  • 冷たい作品だった

  • 人間と異性体の戦いと思いきや,実は機械と異性体の戦いではないのかと思う物語.個人的には空戦シーンはあっさりしている模様.しかし,基地を維持する除雪隊などの話が非常に面白いです.文章にはなれが必要かもしれないが,読めるようになるととても面白い一冊です.

  • 読もうと思ってて手を出していなかった戦闘妖精・雪風。
    当初予想していたイメージを良い意味で大きく裏切られた。
    単なる戦闘機モノではなく、非常に良質のSF作品として仕上がっており、テーマも私の大好きな分野だった。

  • 南極に巨大な超空間通路が出現。その先にはある惑星がありそこは”ジャム”と呼ばれる異性体が支配する世界があり、ジャムの侵略から地球を守る前線基地がある。主人公:深井零は戦闘電子偵察機・雪風のパイロット。彼の任務は味方を見殺しにしてでも敵の情報を持ち帰ること。冷徹で非情と言われようが生き残ることが第一。高性能の人口知能を駆使して戦う人類。それを追い抜く学習能力の高いジャム。次第に敵の正体と目的が明らかになる。人類はいったい何と戦っているのか。その答えが分かっても戦いに終わりはない。

  • 広い意味では「人間対機械」になるんだろう。だが、機械が本当に人間と異質に描かれ、「ロボットの反乱」というよりも、戦闘や自動化に人間性をすり減らされながら、足掻いている人間たちという印象を受ける。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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