マルドゥック・スクランブルThe First Compres (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-1)

著者 : 冲方丁

• 早川書房 (2003年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[雪守さんの感想 · 2011年4月2日]

読み終わった後、一番強く感じたのが「かっこいい」でした。あまりに面白くて、一気に読んでしまったので改めて読み返してます。まず登場人物達の豊かさがすごい。ウフコックとバロット、ドクターの三人の会話が楽しかったです。反対に肉の名前のついた敵たちは正直、かなり気持悪かったです。バロットの艶やかな舞のような戦い方が印象的でした。さて次巻。

[ひまわりさんの感想 · 2011年3月21日]

このＳＦがすごい！大賞。
たしかにこれはすごい！と思った。

[ifskさんの感想 · 2011年3月16日]

日本SF大賞を受賞した作品。全３部作からなる１作品目。主人公の少女が単なる少女から戦う少女になるまでをえがいている。後半になるにつれて話がおもしろくなってきたので続編も期待したい。

[gushikengushiさんの感想 · 2011年3月15日]

しまった残り２冊は完全版買ったのにこれは昔のだ。

大体漫画で補完してたから、とりたてて新たな感想は無いかな。
細かい部分や掘り下げがある分、原作は楽しめる。

映像だったらほんとこれ映えるだろうなぁと思いながら読んでしまう。映画見るか。

[chaboze1192さんの感想 · 2011年2月28日]

攻殻機動隊×レオン

[ゆうさんの感想 · 2011年2月17日]

三部作の一冊目。残酷な表現も多いし、グロテスクなところも多々あるんですが、全体的にはとっても悲しくて美しい愛の物語だと感じました。なんでかな。きっと、主人公のバロットがどんなときもひたむきに生きることを選択しているからだと思います。彼女を新しい相棒にしたウフコックも。
私は全然大丈夫だったんですが、ちょっとしんどいと感じる人もいるでしょう。しかし、それを耐えて最後まで読み切ってほしいです。絶対に、その思いは救われるから。

[しかばねんどさんの感想 · 2011年2月6日]

読みやすかったし面白かった。
ウフコック最強説

やたら言い回しがぐろくていやらしい

[k10bookさんの感想 · 2011年2月2日]

みな、自分が傷つかない鎧を着ている。

[amenonioiさんの感想 · 2011年1月16日]

冲方丁による長編SF小説。
随分前から知っていたのだけど、手を出さなかったもの。
独特の文章表現で、主人公バロットの心情が綴られます。

マルドゥックシティにて賭博師シェルに拾われた、未成年娼婦バロット。
“なぜ、私なの？”
その問いは、少女に危険を迫らせた。

マルドゥック09（オーナイン）が発令され、バロットは09専門の委任事件担当官ウフコックとドクターに助けられる。

しかし、再び迫った危機にバロットはウフコックを濫用してしまうのだった。

[f11235813さんの感想 · 2010年12月18日]

少女バロットは復讐を誓う。
シェル・セプティノス。自分に名を与え、娼婦として雇い、そして爆殺しようとした男。
奴を捕まえ、彼の犯した罪悪を白日の下にさらす。その為に。

超人的な身体能力と感覚器官をもって捜査を続けるバロットはやがて、復讐に燃えるあまり、暴走を始める。

その時、彼女の手にする銃からは血が流れ出していた。

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」