機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309930

感想・レビュー・書評

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  • 小説としてはいささか粗く、大味ではあるが、可能性を感じる近未来SF警察小説。世の中の変貌と共に犯罪は大きく変容し、そんな中、密造機甲兵装を用いた地下鉄立て篭り事件が発生する。これに対抗するのは傭兵までも徴用し、機龍兵を採用した警察庁特捜部であった…

    傭兵を徴用した警察庁特捜部は警察組織内で疎まれる存在であり、そんな中で悪と命を賭けた闘いに挑む。機甲兵装は、最近、良く耳にするパワード・スーツか、ガンダムのモビル・スーツみたいな兵器であるようだ。

    機甲兵装によるアクションに重きを置くか、あくまで警察組織の人間ドラマを描くか、焦点が絞り切れていないように思うが、アイディアは面白い。

  • 全く面白くなかった。
    2014_11_12読

  • シリーズを予感させるエンディング。ズルい。一話完結で人気が出たら続編にすべき。至近未来警察小説とはいえ、ドラグーンはやり過ぎでしょ。
    土漠の花、気になり過ぎで我慢出来ずデビュー作読んだのだが…うーむ。思わせぶりのモヤモヤ。結局土漠、買ってしまった。

  • タイタンフォール的な、警察小説。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    大量破壊兵器の衰退に伴い台頭した近接戦闘兵器体系・機甲兵装。『龍機兵』と呼ばれる新型機を導入した警視庁特捜部は、その搭乗要員として姿俊之ら3人の傭兵と契約した。閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で、SATと激しく対立する。だが、事件の背後には想像を絶する巨大な闇が広がっていた…“至近未来”警察小説を描く実力派脚本家の小説デビュー作。

  • 物語をすべて読み終えたあとに作者のプロフィ―ルを読んで

    やっぱりアニメ畑出身の人か、と思った

  • スピード感があって、なかなか面白い

  • 近未来SFでアクションたっぷりの警察小説。一気読み。ページ・ターナーという奴でした。

  • 好きなネタなので、面白くて一気に読んでしまいました。
    ただ、一作目としてはキャラの掘り下げが浅い感じなので、なかなか感情移入がしにくい気がしました。

    ライザさんカッコいいなあ。

  • なんとわかりやすい面白さ!

    シリアス版パトレイバーなのか、これは?

    タイトルは赤面の機龍だし、どう考えてもラノベの設定なのに、警察内部の対立を含みつつのテロリストとの戦いを描くハードなドラマです。

    この一枚岩じゃない組織の軋轢をどう克服していくかっていう胃が痛くなるシチュエーションが最近心に響いてきます。

    作者は脚本家だったのか、どうりで。スピーディーなTVドラマのようで、出張中に一気読みでした。

    次作も評判だったようです。楽しみ!

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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