コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-20)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 710
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311049

感想・レビュー・書評

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  • 著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)

  •  夏はSFが読みたい気分で、以前読んだ『天涯の砦』がめちゃくちゃ面白かったので選ぶ。話が難しい時間SFであり、未知との遭遇でもある。未来の少年二人が読んでいてどっちがどっちかよくイメージできない。最期は感動的だった。

  • SF。時間SF。
    ストーリーもシンプルで、キャラクターもコミカルで読みやすい。
    サクッと読めて気楽に楽しめる一冊。
    カイアクの会話が、少しズレていて面白い。

  • オビにある通り、さっくり読めちゃう箸休め的一品でございました。

  • SF!!という感じの設定で、そういうのを久々に読んだので面白かった。

  •  えっとね…時間を扱ったSFとしての面白いポイントはたくさんあるんだよ、あるのだが!!一番のポイントは腐女子の底力侮りがたしってトコなんじゃなかろうか。
     人は個人的嗜好によってとてつもないパワーを発揮するのです、同志がいればなおさらに(笑)
     別に男の子同士がイチャコラするのにトキメク趣味はありませんが、確かにリュセージとワランキはカワイイぞ。

  • 時間の概念のない生命体が、あるきっかけにより、21世紀の日本、北アルプスのココロギ岳の山頂観測所と、23世紀の木星前方のごとくトロヤ群の小惑星アキレスとを跨がることになる。

    時間と空間を超えてお互いの危機を乗り切るために協力をしていく。

    今までにない設定のため解釈があってるのか分からないが、21世紀を軸に読んでみると、200年後でも早く助けないといけないという気持ちになってくるのが不思議だ。

  • 小川一水の書くキャラクター達は、基本的に手持ちの道具で必死に頑張るって言うのが決まってるから、みんな小川の子なんだよね。

  • 頭が2014年、しっぽが2233年に引っかかってしまった超時間生物(?)という壮大なアイデアによる時間SFだが、その対処がちまちましてかわいらしい。しかし、最後のカイアクの荒業は、そのちまちまとした苦労と努力が意味なかったものにしかねないような… そもそも、あれだけの変化で済むのか、リューセージとワランキが存在しなかったことになりかねない甚大な変化をもたらしかねないような…
    2014年コロロギ岳の女子2人の腐妄想がこの調子で繰り広げられ続けたらきついなーと思ったら、ほどほどですんでほっとした…

  • SF的な要素は理解できたか不明…(^_^;)

    でも、少年が頑張る姿はいい。
    だから一水作品は好きです。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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