Yの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-42)

  • 早川書房
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150701420

感想・レビュー・書評

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  • 解釈難しい。登場人物がみんななんとも言えない人達で。確かに証拠を見ればそうかなぁ。

  • このラストはコナン君に怒られるだろう…というのはおいといて。
    早めに犯人の予想ついちゃったし、探偵が妙にもったいぶっててじれったかったし、登場人物の気違い・病気設定はいくらなんでもやり過ぎだし、世間で言うほど名作とは思えなかった。

    頑張って推理しながら読む人なら、細かいところの不整合に首を捻り、種明かしに膝を打つんだろうけど。なんとなく雰囲気を楽しむ自分のような読者は細部に拘らないので、消去法で犯人が分かってしまう。

  • 初読みエラリークイーン作品
    評価が高いのはわかるけど、探偵が終始白黒はっきりしてくれなくてイライラした
    意図的なんでしょうが、訳が問題なのかクイーンの文章が好みじゃないのか・・・

  • 悲劇シリーズ2作目です。
    有名な名作です。
    この作品には謎と論理の他にもっと大きな魅力があります。
    それはこの犯罪の動機と犯人が異様で悲劇的なことです。
    読み終えたら泣きそうになってしまいました。
    犯人が意外ですし、何も言えない気持ちにさせられます。
    この事件は何が悪なのかということを考えさせられる作品でした。
    本当に悲劇ですよ。

  • 異常な性癖の持ち主揃いとして有名なハッター家。その主人ヨーク・ハッタ―の自殺を発端に、少年の毒入り卵酒の誤飲騒ぎ、楽器を使った撲殺と不可解な事件が続き、ドルリー・レーン氏の出番となる。
    ***
    あまりにも有名な古典ミステリの傑作たる所以を思い知る一方で、評価されすぎでは?とも思った。
    真相を掴んだように見えながらなかなか推理を披露しないレーン氏、警部や検事を含め情緒豊かな登場人物に疲れたり、イライラしながら読み進めたのに、真相解明を引き延ばした理由が腑に落ちず。。
    当時、この点はすんなり受け入れられたんだろうか。

  • 古畑任三郎でも似たようなストーリーを見たけど、初めて読んだ当初は「へぇ~、なるほどね」という気持ち。かなり印象に残る一冊。前情報無しに読めばかなりおもしろい。

  • クイーンの大ファンを自称する俺としてはとても恥ずかしいのだけど、何故か読み終わってない。長いもんね。在学中には四部作読み終えたいけどね。

  • 金持ちきちがいハッター家で起きる毒物を使った聾唖盲者殺人未遂や楽器マンドリンで撲殺された鬼婆。NYの港で溺死自殺したと思われるヨーク・ハッター(Y)が案出した探偵小説の殺人プロットどおりに犯行を行うのは意外な人。犯人の動機がいまいち説得力不足だけど、面白かった。

  • 一家通して個々に特異な特徴を持つハッター家で起こる奇怪な殺人事件及び殺人未遂事件。
    主人公は聾者の元俳優、ドルリー・レーン。前作「Xの悲劇」で鮮やかな推理を披露した彼が直面する底知れぬ悪意。相対した彼の苦悩と決断の様は事件の様相とはまた別の面白さをはらんでいる。

  • 日本では古典ミステリーの最高傑作と呼び声の高い本作。

    かの江戸川乱歩も褒め称えたとか。

    内容は確かにすごい!
    全ての文章が犯人当ての布石となっていて無駄がない。

    ラストは、意外な犯人が。
    奇妙な凶器の理由も、本来なら有り得ない動機も全て丹念に読めば見えてきます。

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