熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ル 6-1)
- 早川書房 (2016年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151821516
感想・レビュー・書評
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【ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品】凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが……。はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。
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実在の事件を下にしたという作品。
スウェーデンでは2010年まで徴兵制が実施されていたので、一定年齢以上の男性は、基礎的軍事訓練は受けているという事になりますね。この作品は、そのことを知っていると、中身の理解が進みます。
とはいっても、基礎訓練だけで、ここまでのことできるんですかね?あとは、才能と努力なのかな。
上巻の最後で、いよいよ物語が動き始めます。下巻で、どういうように三人兄弟が追い詰められていくのか?期待です。 -
暴力性と歪ながら強固な家族の話
スリルはあるが似た空気感が続いて長い -
【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000940698 -
図書館で。
今ちょっとこういうお話読みたい気分じゃなかったので… -
三兄弟と幼なじみとの四人が軍の武器庫から大量の銃や弾薬を盗み、強奪を図る。現金輸送車を襲い銀行を襲い同時に二つの銀行を襲う。統率のとれた彼らのことをマスコミは軍人ギャングと呼んだ。
一般の家庭で育てば、暴力に馴染みはない。しかし犯人グループのリーダーである長兄レオは、暴力を厭わない。躊躇なくふるう。なぜふるえるのかその理由も描かれている。
見事に銀行強盗を成功させる彼らだったが、きっとこのままうまくはいくまいと予感させながら下巻へと続く。 -
2014年発表
原題:Björndansen -
暴力扱い方がある意味新鮮。
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読み始めたものの、いまいち