熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ル 6-1)
- 早川書房 (2016年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151821516
感想・レビュー・書評
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なにやらおもしろそうだったので買って、途中まで読んではやめしてた本(そんなの、何冊目だろ……)。
なんとか銃を盗んだ後まで読み進めたら、そこからは一気に上巻を読み終えました。
実際の事件をモデルにしたらしいけど、それはどの辺までなんだろう?
レオがなんでそんなに銀行強盗にこだわるのかがやや不思議でしたが(単にお金が欲しいだけか)、おもしろかったです。
お父さんが何より不気味。
絶対下巻で何か仕掛けてくるよね……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
比較的読みづらい海外の小説。
登場人物の名前に馴染みがなく、なかなか覚えられず話に没入できなかったりするので、読む機会は少なかったです。
だけど、この本は訳者が良いのか、話の構成が良いのかで一気に読んでしまった。
話の暗い雰囲気と、ストックホルムの世界観、主人公たちの背景、3つがビタッとはまっていて、
一気に話に引き込まれました。
次々起こす、銀行強盗。
早く下巻が読みたいです。。
内容の暗さと黒さとタイトルのメルヘンな感じがミスマッチでとても面白いです。 -
評判通りです。
緊迫した場面での心理描写が緊迫感を増幅させます。
こういうのは初めての経験です。 -
とにかく面白い!
詳しい感想は下巻で! -
実話を本にしているというからびっくり.それぞれの人物が暴力に何らかの形で強く影響を受けて育ったことと,この銀行強盗の関係.この視点が面白い.追い詰める警部の方もまた暴力にさらされて育ったことで,犯人に迫っていく.下巻が気になる.
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最初は翻訳もの独特の読みにくさを感じたが慣れてくる。実話がベースになっており、銀行強盗の描写は非常に臨場感があり、自分がその場に居合わせているような感覚になる。幼少期に刻まれた暴力の記憶がこのような銀行強盗への要因となったのか。。
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好調の北欧ミステリーから 『熊と踊れ』。それにしても共著ってどう書くんだろう?(ツイッターより)
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本作に関しては…「スウェーデンの小説の翻訳」ということで“フィクション”として愉しんだ。勿論、それで大変に結構なのだが、読後に「訳者あとがき」に触れると、「“ノンフィクション”と“フィクション”との境目」のような性質を帯びている一面が在ること、「起こった事実をバラバラなピースにして、パズルを組上げるように構成して創った物語」なのだそうだ。1990年代に実際に起こっている事件をベースにしているのだという…