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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
とても読みやすく、一気に読んでしまった。
決して奇麗な内容ではないのに、双子の主人公や文章が魅力的に感じたことが印象的だった。
主人公の感情表現がほとんど無いため、淡々と話が進むが、内容がとても衝撃的なことばかりで、目をそらしたくなるような情景を包み隠さず読み手に真っすぐ突きつけてくるような、そういった感覚になった。
一見冷酷的な主人公たちだが、読んでいてとても無垢で穢れを感じず、彼らのやっていることが酷いことであるとは感じなかった。
続編の「証拠」も是非読みたい。
ギュンター・グラス(ブリキの太鼓)のような視点。亡命後に覚えたフランス語で綴った小説故に無駄な表現のない記述がストレートに伝わってくる。
テレビドラマのステップファーザーステップを見て、不意にこの小説を思い出した。
すごい本だなぁ。
中学生か、高校1年生の頃に読んだ本。歴史以外の物語を読む事がほとんどない私にしては珍しく自主的に読んだ。ふと思い出して読み直したが、やっぱり最後はよくわからなかった。でも手放せない。当時から私は双子好きだったんだな…。
10代の頃に読み衝撃を受けた。
読みやすくて面白いので気軽に人に薦められる一冊だと思っていたが、今思うと読む人を選ぶ小説かもしれない。
昔から読みたかったんだけどやっと読めた。
主人公である双子が書いた作文。という形で進む。
ひどくシンプルな文章ながら最初の一文から引き込まれます。
戦時下、「ぼくら」 は「魔女」の家に預けられた。
歪んだ世界に適応するためか、「ぼくら」は体や心、頭の鍛錬をかかさない。
やがて戦争も終わりに近付く頃、双子の母親が二人を迎えに来たが・・・
続編もはやく読みたいです
確か小松左京が亡くなったのとほぼ同時期に(小松左京の著作自体は恥ずかしいながら読んだことが無いのですが、戦後の食糧難がテーマ?の鼎談で自分の精液を焼いて食べたとかなんとか話してて他の二人が気のせいかドン引きしてて私自身読んでてオエエエエエエってなった記憶が強い。わざわざ食べものたらしめるために調理する、そして実際に食べる、という一連の行為が個人的にすごくエグい)著者が亡くなって、ツイッターのTL上... 続きを読む »
戦争の激化に伴い、双子は祖母の家に預けられる。 ケチで不潔、粗暴な彼女の元で 双子は悲観にくれることなく 自身の鍛錬にいそしみ、労働を覚え、生き延びていく。 この作品内に個々の感情は吐露されることなく、 淡々と、発せられた言葉、行動がつづられている。 双子は鍛錬を通して、絶対的な精神の強さ、冷酷さを得る。 歪んだ性の描写、不潔な暮らし、戦争がもたらした破壊、死、 歴史的事実... 続きを読む »
本文では物語の場所・時期等全く具体的に表記されていないが、史実・時代的背景の知識が乏しいワタシでも、訳注を確認しながら読み進める事で、この作品の凄さ・倫理観を再認識させられた。
何かこう書くと『難しいコト』を書いているんじゃ…と思われるかもしれないけど、そんなことはない。なんってったって、子供の日記だから。
ただあまりにも酷い惨状、人間の愚かさ・弱さが浮き彫りとなっている反面、感傷に浸るコトを許さないし、出来ない。ワタシに出来るコトは、受け入れ、感謝する事だった。それは、今を生きるワタシ達が必要としている事の全てであるとも思う。
歴史のベンキョーを暗記だけの退屈な科目と感じる学生サンに、読んで貰えたら授業への参加意識が変わるんじゃないかなと思います。
ちなみに、第二次世界大戦下のヨーロッパが舞台デス。
きょう読み始めてきょう読了。前から気になってはいたのだけど読んでいなくて、一昨日朝日に追悼記事が載ったのを機に借りてきた。思っていたより短かったので、一気読み。
現在形で訳されているのは訳者のこだわりか、それとも原文がそうだからなのかしら。ひとつひとつの章は短めで、だからこそ気づくと次を読んでしまっている。「ぼくら」は無情に非道なことを淡々とする、けれど、同時に一貫して「ぼくら」の倫理に則って行動する。これは「極限に追い込まれた人の姿」というより、「極限という解放を好機に自らを貫く姿」かもしれない。その解放は、好機ではあっても生やさしいものではないけれど。
続編、読みたい。
最近、作家のアゴタ・クリストフが死んでしまった。この本を思うと、いつも頭を垂れてしまう。こんなすごい物語にはなかなかであったことがない。
第二次世界大戦中、〈大きな町〉からおばあちゃんの住む〈小さな町〉に疎開した双子のお話。
双子に降りかかる出来事と、双子がしでかした事と、その周りの人々のことが、
双子主観でひたすら淡々と語られていきます。
双子のやったことは、確かに非人道的だったかもしれないけど、
彼らなりの基準がしっかりあって、その許せない範囲だったんじゃないかなと思えば、
あたしには双子が「悪童」だとはとても思えなかった。
むしろ、劣悪な環境のなかで、自分たちの持てる力を最大限に使って必死に生きていこうとする姿勢に、健気さを見いだしてしまったほど。
最後は衝撃的だったけど、
どうやら三部作の一作目だったらしいので、機会があれば他の二作も読んでみようかと思います。
「ぼくら」少年二人の日常がだんだん血みどろになっていくごとに
少しずつ、自分の体から血を抜いていく作業をしているような「訓練」を、日ごとに書き留めて行く。
このひどい日々をいかに、傍観者として冷静に判断できるか。
〈大きな町〉〈向こう側〉という、変哲もない地名の呼び名は、
戦争なんてものも、町や国なんかもどうでも、騒ぎ立てるほどのだいそれたものじゃないなんて、冷静に思おうとしているのかなんて思った。

戦時下における「ぼくら」双子の兄弟がおばあちゃんと暮らしていた時代の物語。
一切の感情や痛みや快楽を感じないよう自らを訓練し、
あらゆる状況を知恵と行動で乗り越えて行く「ぼくら」。
文章は淡々と...





