少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 5902
感想 : 901
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089953

感想・レビュー・書評

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  • 悪意のリンクと因果応報。
    繋がっている、というより「繋いだ」というところが目立った。
    湊さんのものって読みやすいのだけれど毒気は強いと思う。

  • 思っていた結末と全く違って楽しく読み終えた。予想もしなかった展開で驚きもある。もう一度読み返さないと本当に理解するのは難しいのかもしれない。

  • 『少女』って恐ろしい。

    最後の最後まで気を抜けない。
    そこまで繋がるの?
    職人技?

  • 主人公の女の子が代わる代わるで話が進んでいくから、今どっち側を読んでるのかが分からなくなって大変だった^^
    ;でも最後まで読んでみると面白かった(*´∀`)b
    人が死ぬ所が見たいってちょっと理解しがたい心境もあったけどなかなか面白かった。

  • 「告白」や「夜行観覧車」ほどは奇抜でなく、もっとすんなりと読みやすかった。
    思春期特有の閉じられた濃密な世界の描き方がうまいと思う反面、あまりにいろんなできごとがつながりすぎているという印象も否めない。

    一貫した「因果応報」のストーリー。

  • 『告白』著者の第2作目。2日で読了。
    物語は遺書から始まり遺書で終わります。


    “高2の夏休み前、由紀と敦子は転入生の紫織から衝撃的な話を聞く。彼女はかつて親友の自殺を目にしたというのだ。その告白に魅せられた二人の胸にある思いが浮かぶ――「人が死ぬ瞬間を見たい」。由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは? ”-あらすじより。


    期待値高かったけど、やはり前作は超えられず…って感じですかね。
    でも一気に読み進めてしまうのは、後半に繋がりが見えてくるたくさんの伏線のせいなのか、構成力の高さなのか。
    主人公の少女2人のキャラクターが混在してくるのは、あえてそういう設定?ワタシの理解力不足?

    あまりに全てが繋がりすぎててちょっと違和感があるのと、女子高生達にいまいち感情移入しきれないので☆☆☆。

    「自分を不器用だという人の大半は、気が利かないだけじゃないのかな。」という言葉になんとなく納得。

    …『因果応報、地獄に堕ちろ』。

  • 「因果応報」この言葉に尽きます。

  • 由紀と敦子と転校生の紫織が登場します。

    最後まで読んで感じたのは、紫織に対する描写が
    少ないかな、ということ。
    ラストまで読んで、全体の流れを振り返ると、
    バランスがとれていない感じがしました。

    もう少し紫織を掘り下げてほしかった。

  • 読みやすさと長すぎない分量が、売れ筋の理由の一つかな?と思いました。
    お互いをよくわかっているようで実はよくわかっていない、思春期特有の自分の想いを素直に表現できない感じがよく伝わってきました。
    女子高生の微妙な友達感関係もうまく描いてたように思いました。
    まあまあな感じでした。
    「告白」ほどのインパクトは正直ありませんでした。

  • 『告白』を読みはまった作家さん。『告白』よりもクスッと笑える話が多く、楽しんで読めました。ラストに近づくにつれ、明かされる衝撃の事実たち…5件ぐらいしか家のない町の話みたい。笑

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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