風味絶佳

著者 :
  • 文藝春秋
3.39
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本棚登録 : 2005
感想 : 393
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163239309

感想・レビュー・書評

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  • キーワードが職人さんなのだとは思わなかった。こういうれない小説なら読める。

  • 肉体労働の男性が出てくる短編集。私は引越し屋さんのお兄さんの話と、ガソリンスタンドで働く男の子とそのグランマの話が好きでした。

  • 短編集でした。

  • 1つ1つの短編は読みやすい。ただ、読後に印象が残るかというといまいちどれもいまいちしっくりくるものが無かった。
    最後が、ぼやけて終わっている話(余韻を残す?)が多い。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://nestle.jp/entertain/cafe/


    本の中に登場するあの美味しそうな一品を
    実際に再現してみよう!というこのコーナー。

    第15回目に紹介されたのは、 山田詠美の「風味絶佳」の「夕餉」に登場する『じゃがいものクロスティーニ』。

    ―ジェノヴェーゼのソースは市販のものを使う。
    つぶしたじゃがいもに混ぜて、パルミジャーノをたっぷりすり下ろす。



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • きっと、まだこの小説たちの良さを、わたしはわかりきれていない。(文学的に良い意味で)気持ちわるい。すぐにではない、また読みたい。自分で納得のいく結論を見出せるくらい大人になってから。

  • 読んでよかった山田詠美。

    やっぱり面白い。
    「山田詠美ー!!」って感じの本でした。
    (レビューになりませんね・・・)

    なんというか、装丁からして好き!
    どっかで見たことある箱!なぜか懐かしい!
    (そりゃ、森永ミルクキャラメルだもの)
    遊び心も忘れずに。

    この前に読んだ山田詠美の本の『PAY DAY!!!』があんまり濃くなかった気がしたので、読後の満足感は凄まじかったです。

    やっぱり、山田詠美の本には匂いと味と触感がある。
    ほかに作家とは比べられないくらい濃密な空気が。
    生々しい。

    短編集なんですが、1番好きなのは『海の庭』かなー。
    『アトリエ』も、あの後味の悪さがたまらないよなー。(変な楽しみ方)
    いろいろ考えました。
    が、書くのはちょっと恥ずかしいので心にしまっときます。

  • 女友達にすすめられて。個人的にはあんまり。

  • 古書ブックセンターでサイン入り帯付き300円

  • 恋愛って、うまくいかない。うまくいかないから恋愛。
    そんな当たり前の思いが去来します。
    10組いたら10通りの恋愛があり、恋愛に決まりなどない。
    著者の優しい目線で綴られています。

    おとんに大好きな女の子を奪われてしまった青年を描いた「春眠」がよかった。ありえそうでありえない、ありえなさそうでありえる。
    家族なのか友達なのか?
    微妙な関係に揺れ動く主人公の気持ちにぐぐっときました。

    今は小説を読んで、来るべき恋愛に備えようと。笑

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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