陰陽師 天鼓ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163288604

感想・レビュー・書評

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  • 安定の安倍晴明モノ。
    逆を言えば、この巻はそれほどインパクトのあるお話はなかったかな…。
    あとがきの「親父節」が気になったくらい。

  • 晴明は博雅を大事にしてるよなぁ、というのが表にでてる話が多かった。珍しくストレートでなんかむずがゆい気持ちになる。

    印象的なのは、器と逆髪の女です。
    幽霊モノだから怖いのはもちろんあったりするんだけど、どこか物悲しくて愛しい、そんな感じ。

    2015.09.05

  • 陰陽師シリーズ。

    安定した面白さ。今作は蝉丸法師が出てくる話が多かったかな。「逆髪の女」の物哀しさが沁みた。シリーズ通して飽きの来ない文章で大好き。

  • 目次
    瓶博士

    紛い菩薩
    炎情観音
    霹靂神
    逆髪の女
    ものまね博雅
    鏡童子
    あとがき

  • 久々にこのシリーズを読んだ。清明が表に出すぎず、博雅の人の好さがよく出ているのが好き。これくらいの短編集がテンポがよくていい。

  • 蝉丸法師のお話が多くて嬉しい一冊ww

  • 蝉丸法師のもの悲しい話と
    鼓を持った童子の微笑ましい話が印象的。

  • 読んでないと思っていたら読み終わっていた。
    どれも短編で似ているので。。

    特徴的なのは、蝉丸殿が今回は大活躍です。
    蝉丸殿の話も多く、通常通り博雅の笛も重宝。

    方違を間違える話は秀逸。

  • 陰陽師・安倍晴明と貴族で横笛の名人・源博雅の二人による平安奇譚。
    中学生の頃に夢中になって読んで、映画を見てその世界観に酔いしれたシリーズです。先日映画がテレビ放映されたのをきっかけに「読みたい」欲求がむくむく沸き上がってきたので久しぶりに手に取りました。
    晴明と博雅、二人の仲の良さに ほっ としつつなんとも言えない間合いが心地良かった。
    映画版の影響で平安時代は今よりも 音が少なく静かなイメージなのですが詰まり過ぎていない文章が非常にマッチして、雅で妖面な空気感に浸れました。

  • なんか、だんだんとつまらなくなっている…
    シリーズには、よりよくなるのと、飽きてくるのがありますね。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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