陰陽師 天鼓ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163288604

感想・レビュー・書評

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  • 夢枕獏も最近はこの『陰陽師』シリーズしか読まなくなってしまいました。
    偉大なるマンネリとでも言うべきか、このシリーズは本当に安心して読むことができます(『サザエさん』と同じですね)。
    何しろ主人公が無敵のヒーローですから。
    博雅には決して手の内は明かさないけれど、最初から全部お見通し、という感じがいいです。
    ちょうど今、ひかりTVのAXNミステリー・チャンネルでジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズの冒険』をやっているのですが、晴明と博雅のコンビを見ていると、どうしてもホームズとワトソンのイメージが被ってしまいます。
    もっともワトソンと違って博雅には笛という、これまた最強の武器(?)があるのですが。
    さて、今回は博雅の他に蝉丸も重要な脇役として登場するのですが、“逆髪の女”には驚きました。
    “逆髪”って、浄瑠璃とかだと蝉丸の北の方だったんですか?
    大学時代に“能”のサークルにいた私にとって、『逆髪』と言えば蝉丸の姉で、その異形ゆえに捨てられた皇女だったんですけど…。
    でも、このお話、今回の八編の中で一番好きだったりします。

  • 今回はあまり事件性のあるお話ではなかったですね。ちょっと残念。
    でも、おどろおどろしい怨念や情念も博雅にかかると穏やかになるというか。博雅さん、ほんとすばらしい癒しです。私も癒されました!
    また次巻が楽しみです。

  •  この作家さんいろいろ読んだけどこの「陰陽師」シリーズが一番好きだ。けど少しだけ年齢を感じるようになって来たかな?

  • 博雅分身・若返りと今までの陰陽師の枠を飛び越えた感の話が2つ
    神様とのセッション話の短さに驚く

  • いつもどおり、といえばそれまでなのだが、安定して楽しめるシリーズ。
    天鼓の巻というタイトルにふさわしく、音楽に関する話が多く、蝉丸法師の出演回数も多かった。

  • いつも通りが、陰陽師の魅力?
    とりあえず、やはし、詳細は忘却の彼方。

  • この雰囲気がいい。

  • あとがき面白かった。

  • 蝉丸法師が新たなレギュラーの位置に。
    全編、ほぼ綺麗な話で癒されました。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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