武士道ジェネレーション

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903002

感想・レビュー・書評

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  • 楽しんできた武士道シリーズ。
    本巻もそこそこ楽しめます。
    しかし、とても違和感があるのは、作者誉田さんの戦争史観が早苗の口を使って語られること。
    本作のストーリー展開に無理やり押し込んでいて、小説としてのリズムを損なっているし、早苗のキャラクターともそぐわない感じを受ける。そこが、残念。

  • 2015.10.6.武士道シリーズ最終巻…になるでしょう。武士道エイティーンもだいぶ前によんだので登場人物のキャラクターを忘れており、物語に入り込むのに時間がかかった。早苗ってこんなにうじうじした性格だったっけ。磯山香織、この作品ではただ面白くていい。結構、誉田さんの思想が入っていた作品だった。でも、早苗に言わせるのは役不足じゃないかな?って思った。誉田さん的な考えは今の作家さん、文化人にはどちらかというと珍しいのでそれは新鮮だった。あえてこの作品で言わなくてもいいんじゃないの?とは思った。誉田さんの他の作品も思想全開にしてられるのだろうか。確かめてみたくなった。

  • 武士道シリーズ最新刊。
    大学の卒業後、一層剣の道を突き進む香織と結婚し新たな生活を始める早苗。
    本作で完結っぽいが、ぜひ10年後・20年後の香織と早苗たちがまた読んでみたい。

  • 大人になった二人、どうかなと思ったのですが、

    やはりキャラが立っているので、面白い!!

    サイコーです。

    少し唐突だったエイティーンの複線が回収されていて、お徳感がありました。

  • こんな風にまた、早苗や香織に会えるとは思っていなかった。

    これは、誉田さんの武士道ファンへのプレゼントだよね、絶対。
    紅白のスピンも健在でとても嬉しい。

    武士道は深い。剣道は見るだけだけど、
    強い剣士の所作は美しい!ことが多い、と思う。

    香織が武士道を極めるというか、
    いちいち侍感あふれる感じで面白かった。

    ジェフを登場させたところは、なるほどねぇ、ニヤニヤ(≧◇≦)

  • まさかこのシリーズの続編が出るとは、、、と思って早速読みました。
    相変わらずの安定感とおもしろさ。
    ただ、今回は後日談、風なのでここから読む人はいないかなー、と。
    あくまで前作までを読んでいて、ファンへの「プレゼント」かな。
    安保でいろいろ騒がれているおり、この描写必要かな?と思うこともちらほら(その説がどうのこうの、ではなく)。。。

  • ☆5つ

    なんとも感動的に面白い一冊でした!
    最近の☆数の採点ちょっと甘いでしょうか。でもこれこそその読んだ時の気分とコンディションによって大きく左右されて、いまは上向いてる気分なのだよね。
    すまぬ。m(_w_)m

    この作品のように、ミステリー物とか刑事物とか時代物とか、定番のジャンルでわ無いのにとても面白い物語に出くわすと、どうして面白いのだろうか、としきりに考えてしまう。

    そして「武士道シリーズ」に限っていえば「・・16een」以降続く、間違いなく面白いから安心、という要素も加わってくる。

    まあ、キャラがたってるからとか語り口が軽快で物語が進むテンポがとても心地良い、とか色々な理由があるのだろうな。

    それにしてもこの本に標準装備の「紅白二本しおり紐」はとても便利なのです。これもっとたくさんの本で採用されるといいのにね(^_^;)。
    しかしこの赤白の栞紐を交互に使って本を読んでいると、どんどん紐の根っこが本の上の小口のところで捻れてしまって大変なのだ。
    紅白交互の縞模様になるので、かなりめでたい感じにはなりまするが、ちょっと扱いに困るでやんす。
    しばし読んで赤い紐入れて閉じて。次はそこから読みだして、閉じるときにはもひとつ手前にあった白い紐を入れ挟んでから閉じる。こうやるとすごく楽に「栞れる」のだけれど。あとから捻れたよりを戻すのがかなり大変です(-.-)
    こりゃぁ我が人生みたいですなぁ「苦楽々」

    【PS】
    今回のお話に出てくる、先の戦争にまつわる「にっぽん国」の戦争責任論にいての日米韓中の解釈の大きな違い!について、作者はあえてなんでこの作品の中で触れたのであろうか。
    わたし個人的には結構興味のあるお話だったのでたいくつはしなかったけれど。
    「なんで?」と思う今までの『武士道・・・ティーン』ファンの方は沢山いるのではないかな。まあ、だからって別にどうもしない、しどうでも良いのだけれど。すまぬ。

  • まさか続編が読めるとは!
    磯山さんがやっぱり磯山さんでよかった。

    ちょっとびっくりしたのは早苗の考え方の言葉。
    あれ~ちょっと違和感があるな。。。
    特に、ジェフとの論争の部分はちょっと(汗)

    確かに、突き詰めて考えていけば
    こういうことって大切だと思う。
    知らん顔じゃいけないと思う。でも……。

    そんな何もかもを、磯山さんは剣で答えを見せてくれた!
    道場に伝わるモノにうまく繋がっている。
    日本の誇る武士道ってこれだよね。

    いろんな悩みをスカッと解決してくれた磯山さんに拍手!!

  • 少し話がうまく進みすぎる感はあったけれど、とても気持ちの良いエンディングだったと思う。

    暑さと仕事の忙しさからサボっていた稽古がしたくなりました。

  • 大好きだった武士道シリーズがまさか復活するなんて!
    前の3冊の内容をしっかり覚えているワケではないけれど、読み進めて行くうちに少しづつ思い出しました。
    懐かしくて、また読み返したくなっちゃいました!
    本作も一気読み必至です。

    インド編も読んでみたい…♡

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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