- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163905426
感想・レビュー・書評
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ほわっとした短編集。
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「給水塔と亀」
「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」
「アイトール・ベラスコの新しい妻」
「地獄」
「運命」
「個性」
「浮遊霊ブラジル」
津村記久子さんが好き。
心の中では、「記久子ぉ」と呼ぶ。
今回は「個性」が良過ぎて、
「記久子ぉおお!」
と心の中で叫ぶ。
続けて2回読むほど。
いつもいつも楽しませてくれるお人。 -
全体的に浮遊ネタの一冊となっています。本のタイトルにもなっている「浮遊霊ブラジル」は最後に収録。文芸誌と今回と二度読みましたが、津村さん最近では一番好きな女性作家かも。
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筆者おなじみのお仕事小説ではないが、独特のユーモアは健在。中でも「地獄」は、私にとっては「津村さんの新境地?!」とワクワクさせてくれる物語だった。芥川賞受賞作品「給水塔と亀」は雰囲気は好きだが、ちょっと物足りないが、芥川賞とはこんな感じが多いようなので文句は言わない。
デパートにあるキラキラの高級洋菓子ではないが、外れがない、素朴なクッキーの詰め合わせのような短編集だと思った。 -
2016年刊。小編集。繋がりが有るのかな?と思うと、全く関係無かったり。続きを知りたいなと思うとプッツリ切れていたり…。コトバのリズムが面白いけど、設定や視点がかなり飛ぶので少々疲れる。読了直前、本の題名ともなっている「浮遊霊…」の最後の数行だけで、ちょっと感動?的な気持ちになった。
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さらっと読めました。この著者の作品に、私が期待するもの(日常にまぎれる等身大の希望のかけら)があまりなかったですが、おもしろかったのはおもしろかったです。【2024年2月19日読了】
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絶妙シュールポップでおもしろかった。
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地獄、おもしろかった
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地獄と幽霊に恐怖がなくなって、ポップな感覚で面白い