浮遊霊ブラジル

著者 :
  • 文藝春秋
3.71
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本棚登録 : 893
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163905426

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな津村さんなのに、初めてこれは私にとってはダメだった〜。
    特に「地獄」「運命」の読みにくいこと読みにくいこと。
    表題作はまあまあ良かった。

  • 「地獄」が気に入った。

  • なんとなく手に取ってしまう作家さん。
    知らない人の生活をのぞき見する感じ。

  • 17/05/21
    自分が浮遊霊になったらどうするか、で読書感想文書けるやつ

  • 良い短編集だった…

  • 初めて手に取った作家さん。出逢えて良かったなと思う。私は「地獄」がお気に入り。こんな人間くさい地獄なら、堕ちてみたいかも?!
    他の作品も読んで見よう。

  • ファンタジーとリアルが混じり合う短編集。
    淡々とした語り口のこの人の文調が大好きである。ブラックな内容なものから微笑ましいものまで、幅広く楽しんで読めた。
    タイトルでもある浮遊霊ブラジルが秀逸。
    わたしもこういう風に成仏したい。

  • 亀と給水塔が、いましろたかしっぽくて良かった。

  • 何だかつかみどころのない、テイストの違う7つの作品を集めた短編集。
    冒頭に掲載の「給水塔と亀」は川端康成文学賞を受賞しているらしいが、う~んよくわからなかった。
    スピリチュアルな感じの作品が多くて、今まで読んだ津村さんのお仕事小説とはちょっと違う感じ。
    それでも、「うどん屋のジェンダー、またはコルネさん」はコルネさんのいらいらを激しく理解できたし、「運命」もクスッと笑えて、そんなことあるかもね~と納得。
    一番面白く読めたのは、やはり表題作。
    この世に未練を残して、浮遊する72歳の老人の話。彼がどうにかして成仏するために、生前行きたかったアイルランドのアラン諸島に行こうとする話。死者から見る生きる者の滑稽さも垣間見えて、声を出して笑いながら読んだ。

  • なんとも言えない脱力感が満載で、面白い。いい味、いいテンポです。

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著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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