日本人へ リーダー篇 (文春新書 752)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607525

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった…!!
    はっきりとした物言いが小気味良い。
    現代と歴史を有機的に結びつけた分析は説得力がある。
    色々と、覚えておきたいと思ったことが多かった。
    特に最近日本の働き方について考えることが多いものだから、自尊心と職業の関係のところでは、頭を抱えてしまった。
    この本が出版されてから、4年が経とうというのになにかが良くなっている実感があまり持てないのだ。
    考え続けたい。

  •  なるほどなあと思いながら読んだが、読み進むうちに何がなるほどだったか忘れてしまった。馬鹿だ。1日1つずつ読んで考えるくらいでちょうど良いかも。
     働くことで人は、自尊心を持てるので、失業対策は、人の自尊心を育てるための取り組みであるとのことなるほど。
     1週間遅れで日本の情報を読むことによって読むに値する文章がわかるという。毎日あふれる情報に振り回されてる自分はなんなんだろう?と思う。
     日本を少し離れたところから見て、歴史を研究しているものとしてズバッと切る感じ。

  • 220819

  • 軍事力の話から入る。世界に冷遇されてる日本。
    大国の間に立つ微妙なポジショニングを強かさをもってして
    絶妙なポジショニングにしなさいという意見には賛同できる。

    ローマ史から大国が長続きする訳を紐解く。
    日本の宗教観など、あらゆる知識を有機的に
    政治や外交という事象に結びつけられていると思う。

  • 小泉首相時代の論評が多いので、少し古い感じはありますが、ローマ時代との対比で書いている部分があるので、当時のリーダーとの違い、共通など面白いものがあります。5賢帝時代は平均在位が20年程度だったのが、4世紀には4年程度になったというのは最近の日本の首相在位年数と似ています。アレクサンダー、ハンニバル、カエサルと現代の日本の政治家、またイタリアの政治家を比較するのはなかなか興味深いです。現代の怒れる若者たちの行動で、世界各国の暴動・テロなどの厳しい例の後で、日本の怒れる若者は「小泉に投票した!」(2005年の総選挙のこと)はジョークとして、実に笑えました。

  • ちょいと古くなってますが,ピリッとしてました。

  • ローマの歴史と日本の政治を随時比較して、説明しています。
    面白かったです。

  • 本が出版された頃に買ったのに、
    ようやく読んだ。


    「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。」
    に、ドキッとした。

    プロとアマの話も、なるほどと納得。
    絶対音感ならぬ「絶対感覚」は、
    わたしにあるだろうか…。
    もし、ないとしても、
    アマがプロを超える方法(徹底した現情直視と、
    常識にとらわれない自由な発想)をもって
    プロとしていくしかないなと思った。

  • 芯がビシッと通っていて、読みやすく、考えさせらるコラム集でした。

  • リーダー不在の日本への警鐘を鳴らされていた著者の見識を改めて感じます。

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