- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166610914
感想・レビュー・書評
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人工知能について初心者の自分が学ぶにはちょうどよかった。
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現在のAIは特化型で、そこまで脅威ではない
まだ未開発の汎用型AIが出てくると仕事が1割になるかも。
取り尽くし効果という概念は面白い
簡単なアイデアから使われるのでイノベーションが進むと新たなアイデアが生まれにくくなっていく
AIやロボットが発展して仕事がなくなったとき、人間は有用性の鎖から解き放たれ、真の価値が生まれることになる
役に立つかどうかは気にされなくなる -
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=11914 -
シンギュラリティについては楽観的な著者。かなり手前の部分しか見ていないような気がするが、ベーシック・インカムの重要性を語りたかったからなのではないかとも思う。AIによる社会の変化に経済基盤の変化がついて行けるのか。
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ん~……。
最近のAIのニュースを知っていたら、ある程度本書のような予想はできますし、『AIによって仕事が奪われる』ってのも本書を読まなくてもなんとなく分かります。
で、AIが普及して、将来的には1割の人しか仕事をしなくて良い社会になって、所得が無くなってしまうから、ベーシックインカムを導入しよう、というのが著者の主張ですが、どうもなんか拙速なように感じました。
僕は、AIの普及によって、お金の概念が大きく変わるんじゃないかなぁと思います。具体的にどんな風に変わるのかは全然分かりませんが(笑)、交換価値としてのお金は廃れるんじゃないでしょうか……。パラダイムシフトが起きるだろうし、この舵取りを間違えれば大変な事(悲観)になると思います。
AIによって労働から開放された社会になると、土地や石油等の資源価値が高くなって、資源獲得の戦争が一層強まりそうです。
頭の中の整理がつかないので感想がぐちゃぐちゃですが、僕の評価はA-にします。 -
AIの発達によって労働者がいなくなることを想定すると、ベーシックインカムは取り入れるべき制度だな。生活保護制度の現状を考えると、今からでも取り入れてもいいくらい、だけど、確かに障害はあるなぁ。
「BI(ベーシックインカム)なきAIはディストピアをもたらし、BIのあるAIはユートピアをもたらす」は、経済的にはその通りだろうな。
ただAIが人間を超越しない前提があるかな。
AIが人間と同様になる、っていう観点ならAIが人間を超越しない、っていうのはその通りだと思う。けどそういう観点じゃなく、AIが自分で考えるようになり、人間が制御できなくなったとき、AIはどういう行動するのかな、とは思う。 -
本書の要諦は「2045年には汎用AIの普及によって9割の職が奪われ労働者が飢えて死ぬ時代が来るからその事態に備えてBI(ベーシックインカム)の導入を積極的に検討すべきである」というところだと思うのだが、終章のBIの財源の検討は現時点の経済状況がベースになっているように見受けられる。9割の労働人口が収入を絶たれんとしている時に財源をどうするのか。純粋機械化経済のうなぎのぼりの生産から得るのか──。種々の課題や検討材料を提示する一つの思考実験としては面白いが、例えばエマニュエル・トッドのような現代の予言の書として読むには議論の方々にまだまだ穴が多いように思う。