新装版 坂の上の雲 (5) (文春文庫) (文春文庫 し 1-80)
- 文藝春秋 (1999年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167105808
感想・レビュー・書評
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ようやく旅順陥落。読むのに時間かかりすぎて色々展開を忘れてしまった。思い出しながら残りを読み進めようと。
しかし、この時代の人たちの精神力の強さには本当に感服する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軍人としての乃木の能力が本当にいまいちなのか否かは置いておいて、同世代の軍人仲間から慕われたり心配されたり、敵将を敬ったり敬われたり、無口だけど漢詩などの表現のセンスに長けていたり、といった人としての魅力に富んだ人だったのかな、そしてその点は司馬も認めていたのかな、ということが感じられた。
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戦闘シーンに終始している。
起伏のない読書になった。 -
だんだん長いと感じるようになってきた。
戦争が終わった後の協定時に、感想戦があることに驚いた。 -
二百三高地での死闘。
闘いではない。
何も出来ずに殺されに行くだけだ。
軍隊における命令は、絶対であった。
戦場には、理性など無い。
あるのは、狂気だけだった。
だが、その狂気が奇跡を起こす。
いくらなんでも、乃木希典のことを無能と言い過ぎではないだろうか。
作者の主観によって、乃木希典が本当に無能のように感じてしまう。
そこが少し残念だ。 -
2017/06/12
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203高地と旅順の陥落。
何だか他国と戦争しているのか、自分の国と戦争しているのかわからなくなってきた。
あと、人物に対しての好き嫌いが激しい。劇的に見せるために、わざとやっているようにも思うけど。 -
旅順、陥落。
人の命が次々と失われていく戦場、やるせないです。従順すぎる兵士たちと、前線を見ない参謀と。
心と頭脳を動かすことで状況を一転させた児玉の活躍に魅せられました。
陸軍と、海軍と。
日本軍と、ロシア軍と。
いろいろな角度から描かれているので、ぐいぐい引き込まれます。
日露戦争の中には現代にも役立つ教訓がたくさんあって、自分の行動を思い返し、反省しながら読んでいます。歴史から学べることはまだまだあります。 -
多くの日本軍の戦死者を出した旅順は児玉の作戦転換によって降伏した
舞台は再び満州平野に移り、ロシア軍と日本軍の大きな戦いに向かっていく
なんとツッコミ所が多い戦争なんだろうか。敵ではなく身内の権力争いや司令官の思い込みで戦略が決まっていく。そういう時代ということか。