新装版 坂の上の雲 (5) (文春文庫) (文春文庫 し 1-80)

著者 :
  • 文藝春秋
3.95
  • (561)
  • (491)
  • (581)
  • (20)
  • (10)
本棚登録 : 5384
感想 : 269
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167105808

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 軍人としての乃木の能力が本当にいまいちなのか否かは置いておいて、同世代の軍人仲間から慕われたり心配されたり、敵将を敬ったり敬われたり、無口だけど漢詩などの表現のセンスに長けていたり、といった人としての魅力に富んだ人だったのかな、そしてその点は司馬も認めていたのかな、ということが感じられた。

  • 戦闘シーンに終始している。
    起伏のない読書になった。

  • 乃木将軍って戦が上手じゃなかったの⁉︎

  • 正岡子規はもとより秋山兄弟さえもほとんど出ない巻です。しかし、日露戦を追っていく中では重要な巻。読みごたえがあります。

  • 激戦はますます佳境となり、その凄まじさ、彼我の犠牲者の数の多さには驚きと傷ましさしかない。
    何千何万の兵士達のそれぞれの人生を思うと気が遠くなります。
    余談なのですが、司馬遼太郎氏の小説は、その流れの中で、『余談だが』『先に述べた』『話を元に戻す』『○○は既に述べた』、など出来事が前後したり、ある人物を掘り下げたり、色々な要素が盛り込まれて話に奥行きが出て、話は長いがとても面白くて引き込まれてしまう大学教授の講義を受けている様な印象を受けます。私だけかも知れませんが(笑)。

  • ついにニ○三高地を奪う。
    もっと早く児玉さんが指揮をとっていれば
    失われる命が少なく済んだのに…!と
    つい思ってしまう。

    戦いが終わる、という情報が耳に入ったとき
    日本軍、ロシア軍が互いに抱き合った、
    というシーンが一番印象的。

    戦争がなければお互いにただの人で
    楽しく過ごせるのに
    国のために、殺し合う、殺し合わされるって一体
    戦争ってなんなんだろう、と思ってしまった。

  • 大学2年または3年の時、同期から「読んだこともないの?」と言われてくやしくて読んだ。
    長くかかったことだけを覚えている。
    文庫本は実家にあるか、売却した。
    そして2009年のNHKドラマの数年前にまた入手して読んだ。
    秋山好古・真之、正岡子規について、初期など部分的に爽快感はあるが、とにかく二百三高地の長く暗い場面の印象が強い。
    読むのにとても時間がかかった。
    その後3回目を読んだ。
    バルチック艦隊の軌跡など勉強になる点はある。なお現職の同僚が、バルチック艦隊を見つけて通報した者の子孫であることを知った。
    いずれまた読んでみようと思う。(2021.9.7)
    ※売却済み

  • だんだん長いと感じるようになってきた。
    戦争が終わった後の協定時に、感想戦があることに驚いた。

  • 乃木希典、児玉源太郎、ロジェストヴェンスキー、ステッセル、、、大将の人間味を丁寧に描いてます。

  • ロシア軍が一旦戦闘を休止するために、白旗を掲げた時に、日本兵、ロシア兵が抱き合って喜んだというシーンが印象的でした。
    軍人とはいえど、本当に揉めているのは人同士ではなく、国同士でしかないということですね。
    ロシア軍内部のまとまりのなさも見えてきました。

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

司馬遼太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
司馬 遼太郎
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×