野ばら (文春文庫 は 3-29)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 615
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167476304

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて借りました。

    フリーライターと宝塚ジェンヌとの友情物語。
    でも、べたべたの仲ではなく、お互いに自分の道を歩き、楽しみながら、共に生きる仲間って感じ?

    とにかく宝塚ファンの凄さにびっくり。
    本当かどうか知らんが、マンションの家賃、ペライベートの服、それが全てプレゼント!
    あと、地方でのお世話役だなんて・・・(呆)
    お金かかるって云うけど本当なんだ・・・。
    いや、小説だし(笑)

    本当のところどうなんですか?と聞きたくなる作品。

  • World of celebrities. It starts and ends in the same world, never they mention about who are under them.
    Still, women whether they are rich or not, they carry some darkness against men.
    It's surprising that the author wrote this in her 60's. I think her writing is neat, but her senses are quite old fashioned.

  • 美しい同級生の女二人。
    まだ20代で若く美しい、しかも宝塚、マスコミと華やかな世界に身を置いて恋や仕事に不安を抱いて生きていく二人の話。

    今の時代に合ってないと思う。
    相変わらずある程度の生活水準の人を対象にした物語。

  • 可憐な少女2人が大人になっていく様子を描く。

    宝塚の千花とライターの萌。
    翳りを帯びてくる2人の青春が甘く苦い。

  • 宝塚の娘役千花と、親友でライターの萌。若くて綺麗で醜くて嫉妬深い女の子の恋愛事情。

    事実が練りこまれているのがわかるからか、読んでいて嫌悪感が。
    暴かれて気持ちの良いものと、そうでないものがあるよね。

  • ライオンは、最後まで旅を共にする大切な大切な仲間。

  • 宝塚絡める必要あったんだろうか。
    二人が身を持ち崩さず生きていく所は好きだ。

    映美がこわい。あの男性もそこまでされる事をしたんだって「どれだけの事をしたんだ」。子供ゆえの執念ならいいけどこの人一生この執念のまま生きていくのだろうかと思うと恐ろしい。誰かを愛したり、彼女にも変わる時がきっと来るのだろうけど。

  • 二人の女性の恋愛模様を描いているが、だんだん見てられない状況になっていったので、途中から飛ばし読みした。

  • 評判あまり良くないみたいですね。
    宝塚、歌舞伎、名家、美女・・・
    林真理子だわー!
    若くて美しい女の周りをうなるお金。
    最近、このテーマ多すぎだよねー。
    とは思うんですが。

    これ、良かった。
    わたし好きです。ラストも好き。
    読んだタイミングが良かったんだと思います。
    30歳の今がこの小説を読むベストな時だったと思う。
    わたしにとってね。

    最後のへんで萌が母親にずっと嫌だった、と
    言うくだりなんてすごく好きなんだけどな。

    あーあと「この店あそこかー笑」ってニヤリとしました。
    ぶったくりのワインバーの彼女のワイン評、聞くの好きよ♪

  • 若さとうつくしさってなによりも強いんだな。すごいな

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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