- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167528096
感想・レビュー・書評
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博雅お前は本当に良い漢だなぁに尽きる(╹◡╹)悲しい終わり方だけど読み終わってスッキリした気持ちになった。悲しいハッピーエンド?前作より式神も多めでそこも面白い。あと平安時代の話だけどそんなに堅苦しくなくサクサク読めました。今後もシリーズ読み進めていきたい。
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博雅の悲恋。切ないよ。
めちゃめちゃ夢枕版陰陽師にはまっている。
しばらくはこの世界から抜け出せそうにない。 -
とても切ないお話。人の心は儚いものだとあらためて痛感しました。
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シリーズ長編1作目
付喪神ノ巻にあった「鉄輪」を長編化したもの。元々好きだった話なので、長編も面白かった。人と鬼の間で揺れる心の様が、丁寧に描かれている。
*2012.7 *2015.2 -
陰陽師シリーズで一番好きな本である。
内容ははっきりと覚えていない。 -
「あやかしのお話でありながら、人間関係やれないとも密接に関わってきます。人の感情と呪術は木っても切り離せないものだと実感できる作品です。呪術がお好きな方はぜひ!」(未来屋書店 本屋従業員によるおススメ本の紹介 2023 の紹介より)
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作者もあとがきで触れていたとおり、これより前に発刊された本に収録されていた「鉄輪」という短編に新たなエピソードを混ぜ、省略されていた背景を詳らかに語り直した長編。
既刊をしっかり読んでいる読者には、もう知ってるぞその話は、と思わせるところもあるが、相撲節会や琵琶のくだりは新たなエピソードだったし、なにより博雅の話を丁寧にしてくれたおかげで、生成りになってしまった姫との名状しがたい感情のやりとりがとても哀しく、印象的にうつった。 -
平安陰陽師伝奇ファンタジー第五巻。初の長編。以前に短編として発表されていた"鉄輪"をベースにした話で、悲恋の末に鬼(生成り)へと化していく姫と、晴明・博雅との絡みを描いていく。鉄輪以外にもこれまでに短編に出てきたエピソードがちりばめられており、さながら総集編といった趣。それでいてしっかりと魅せるあたりは流石かと。
ただ、これまでの短編では時に濃かったえぐみは薄目で、晴明というよりも筆者あとがきにもあるように博雅の物語といった感がある。彼の純真さにこころ救われる思いがする。 -
シリーズ5番目
晴明からたびたび、お前は良い男だな、優しいな、と言われる博雅の魅力がいっぱいに散りばめられたストーリーとなっています。
博雅と晴明のキャラもよく見えて、エンタメとして読むのが楽しみになってきました。
。。。
博雅と長年の思いびとの徳子姫との一部始終。
博雅の笛を橋の袂で聞いたことから、お互い恋心を持ってきたが、徳子姫は別の男性と結婚して、そののち捨てられ、鬼に変貌してしまった。男性の新しくできた恋人を呪い殺し、浅ましい姿になり、それを博雅に見られるという失態。
恨みと辱めと愛憎がぐるぐるして恐ろしい情景が描きだされるのだが、最後は大きな博雅の愛に包まれて、元の徳子に戻っていくのだった。
すさまじい鬼の姿になってもまだ徳子を愛おしいと思う博雅の優しさにじんとくる
自分の腕を噛まれても!!