陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-15)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528157

感想・レビュー・書評

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  • 安倍晴明の屋敷で、いつものように源博雅が杯を傾けている所へ、橘実之の娘、虫が大好きな露子姫がやってきた。何でも晴明に相談があるというのだ。広沢の遍照寺にいる僧が、眠る前に読経していると、黄金色をした虫が現われるが、朝には消えてしまうらしい。この虫の正体は―。「二百六十二匹の黄金虫」他、全六篇収録。

  • 陰陽師シリーズ。

    一つ目の「黄金虫」の話がとにかく可愛い。露子姫が出てくるとどうしても可愛くなっちゃうのかな。前作を読んで再登場してほしいキャラだったので、早速出てきてくれて嬉しかった。怖いお話もあるけど、時々可愛らしい話が挟まっていて、バランスが絶妙。各話の冒頭でいつもなされる「呪」についての会話も毎回興味深くて唸らせられる。大好きなシリーズになりました。

  • シリーズ6作目

    全体的に和やかな雰囲気が感じらる巻。
    「二百六十二匹の黄金虫」◆とにかく可愛いくて好き。
    「棗坊主」◆味わいのある話で良かった。晴明の「お話、楽しゅうござりましたな」が好き。

    *2015.4

  • 二百六十二匹の黄金虫、何か、奇妙だが、面白かった。

  • 痴情のもつれがないだと? 読み終わっていの一番の感想がこれです。
    散々男女間の問題で鬼に、いう展開を基本に作品が成り立っていたように考えていたので衝撃でした。
    考えてみれば、もめ事なんて理不尽、不条理が大多数ですもんね。そう考えれば痴情は三番手。

  • 飽きのこない見事なマンネリズムです。
    ほんわかした空気とゾロリとした不気味さがたまりません。
    道満さん、いいキャラですね。

  • 映画の陰陽師のキャストは本当に素晴らしいと思う。晴明、博雅、道満、あれ以上のキャステイングはないと読み進める度におもいます。

  • 毎回毎回思うことだが、晴明のする呪のはなしを、難しがって嫌がる博雅が可愛らしくて仕方ない。

  • 「二百六十二匹の黄金虫」
    「鬼小槌」
    「棗坊主」
    「東国より上る人、鬼にあうこと」
    「覚」
    「播磨童子」

    「二百六十二匹の黄金虫」で「むしめづる姫」の露子姫が再登場する。

    いつもの感じが読んでいて安心する。

  • 本人が「どれも面白い」と言うほどには面白くもない。二人の主人公は魅力的なので、もっと仕事させた方がよかろう。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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