陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫 ゆ 2-15)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528157

感想・レビュー・書評

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  • L 陰陽師 7冊目

    二百六十ニ匹の黄金虫。霧子姫再登場。確かに前作だけで終わらせるのは勿体無いキャラだもんな。黒丸は…式神としての働きをしているのか?本編の黄金虫はオシャレな話。粋だ。
    晴明と博雅。
    「おまえがおれのことをよい漢と言う時は、たいていおれをからかっている時だ」
    「口が尖っているぞ、博雅」
    萌え。

  • 「二百六十二匹の黄金虫」情景がきれい。足が4本で「無」、なるほど(笑)「覚」の信好と恒親、道孝と秀時のやりとりも楽しかった。皆怖いのに引っ込みがつかなくなってしまう男達。晴明と博雅、相変わらずお二人の仲睦まじさが微笑ましい。晴明の屋敷で庭を眺めながら酒を飲む二人。自然を賛美する博雅、それを見てしきりと「好ましい」「良い漢だ」と臆面もない晴明。いつもそんな場面から始まる陰陽師シリーズ、安心する。

  • koboで本初読了( ´ ▽ ` )ノ陰陽師太極の巻でした。いつにもましてしつこく晴明と博雅の呪コントが続く天丼ぶり。とりわけ印象に残る回もなかったので、なんか穏やかな巻でしたね。でも露子姫の回はちょっとミステリ風味を感じてすてきでした(オチが)

  • 棗坊主がよかったです。

    ほのぼの。
    相変わらずの呪問答には慣れてきて、ちょっと色々考えさせられるようになってきました。
    けど、サクサク読めるのは相変わらず。

  • 腐女子ホイホイ。
    晴明と博雅がかわいすぎる。

  • いつもの感じが心地いい。構成としてはマンネリ化してるんだろうが、晴明と博雅の会話に独特のリズムがあって読んでて気持ちいい。
    毎回のことだが、呪の話は分かるような分からんような…それでも読みたくなる。

  • このシリーズの面白いところのひとつは、安倍清明と源博雅の、絶妙な会話だと思うのだが、今作品では、その会話のボリュームがとても多い。シリーズお約束の「呪(しゅ)」について、天気や季節や月などなど、壮大なテーマをひょうひょうと語る2人。その間合いと調子に浸ると、現実の憂さや気ぜわしさを、束の間、忘れられる気がするのだ。


    「棗坊主」の、晴々とした寂しい結末と、「鬼小槌」の滑稽さが印象深い。

  • もう時代劇のようになっている。
    マンネリがなんだ!?って感じ。

    そんな夢枕獏の陰陽師は、俺にとっての癒し。

    前作で気になったのが露子姫と黒丸のその後。
    そんな読者が多かったのか普通に登場。
    ただ俺はそれが嬉しかった。

  • 陰陽師の安部清明と源博雅との対話がゆったりしていて心地いい。

  • 陰陽師シリーズはいつも季節感が出てて、日本らしさがとても良いです。
    今回の話は綺麗なものが多かったかな。
    一瞬で時が過ぎるのを感じさせた棗坊主の話や、
    黄金の虫が出てくる話がよかった。
    特に虫姫は好きな登場人物なので、彼女の虫を観察する姿はほんとにおもしろい。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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