イギリスはおいしい (文春文庫 は 14-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167570026

感想・レビュー・書評

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  • 筆者の筆力であまり評判のよろしくないイギリスの食文化の良い所も悪い所も上手に引き出されイギリスの魅力炸裂な美味しい一冊。イギリス旨いとこ一度はおいで!な本。

  • 学生時代、UKロックが大好きで、想い馳せていたイギリス。りんぼう先生のイギリス留学時代が綴ってあります。
    フィッシュ&クリスプから、生まれたスナック菓子すっぱむ〜ちょ。三度のご飯より服の美味しくないイギリスの美味しい話。

  • おもしろおかしく辛らつなイギリス料理批評だが,イギリスの文化というか生活感が垣間見れてとても楽しめた。鯖うまそーだなー

  • (★★★より上の ★★★+ )

    「談話室」の「R氏のノンジャンル」で紹介されていたので読んでみた。

    そうか、イギリス料理の根源は 「 塩気 」 と 「 茹でる 」 だったか。
    それにしても、「 塩の加減が不安定なのは、コックが全く味を見ないか、もしくは味を見ても良く分からないか、のいずれかである 」 って、本当かいなリンボー先生。

    25年前、一度だけイギリスに行ったことがある。3日ほどロンドンに滞在した後コペンハーゲンに移動したのだが、「 何て旨いんだろう! 」 って感じたコペンハーゲンの食事。その印象が強く残っている。
    視察団という団体旅行だったので、イギリスでは、特別まずい「ツアー料理」で誤魔化されたのか、と疑ってもみたが、そうではなくて、本当にまずいってことなのか。


    この本、trade-wind さんの紹介がなければ手にすることがなかったかもしれない。
    読まず嫌いを改めて、選択の幅を広げてみようかと改心(?)していたときでもあったので、読んでみようかということになった。
    trade-wind さん ありがとう。

    • trade-windさん
      あれこれさん、こんにちは。
      念のためお邪魔したら、こちらにまでお礼のコメント。ほんとうに恐縮です。ありがとうございます。

      イギリスに...
      あれこれさん、こんにちは。
      念のためお邪魔したら、こちらにまでお礼のコメント。ほんとうに恐縮です。ありがとうございます。

      イギリスに行かれたことがあるんですね。羨ましい。私はないので、こういう本で異国情緒を楽しみ、異文化交流しているつもりになっています。
      そんなわけで本をはじめとしたメディアからの情報しかありませんが、現在のイギリスは美味しいものが増えているような話も聞きます。美味しいものも、美味しいレストランもでしょうか。
      私は特に紅茶が好きなんですよ。それから、スコーンとかケーキなどのスイーツ。小さな車、ロードスターなんていいなあ。英国職人の手仕事が窺える品々。財布の都合で手に入れられないものばかりですが、そういうものたちの話を本で読むだけでも私にとっては心浮き立つことなんですよ。

      私も読まず嫌いで読むジャンルが狭くなりがちです。拡げたいと思っています。
      ちなみに、あれこれさんの読まず嫌い、どんなジャンルなんでしょう?
      2011/11/17
    • f_Certoさん
      trade-windさん
      コメントまでいただきありがとうございます。

      読まず嫌いは沢山あります。 そもそも真面目な本読みではないんで...
      trade-windさん
      コメントまでいただきありがとうございます。

      読まず嫌いは沢山あります。 そもそも真面目な本読みではないんです(笑)
      この辺りについては私のブログ (プロフィールにURL掲載)
      http://are3kore3.blog.fc2.com/
      をご覧になってください。
      2011/11/18
  • アフタヌーンティーを飲むと、イギリス文化が見えてくる?フィッシュ・アンド・チップスはオシャレなの?
    ーー不評極まるイギリス料理なれど、イギリス文化を会得すれば、これまた実に美味なるものなり。リンボウ先生のご説、ご覧あれ!
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    結構昔の作品なんだねー
    なんか、タイトルが気になったから読んで見たけど、エッセイってほんと合わない人だとなかなか読み進められないよね笑

    リンボウ先生と私はどうやらあわなかったようです…

    あのーなんていうか、途中のどこだっけな…どこかで、女子大生はイヤーとかなんとかいって知りもせず、イメージだけで全然理解しようとしない!って怒ってたけど、そういうあなたの女子大生に対する偏見もまた、イメージだけで理解しようとしてないように私には感じられますが、という感じでした。
    自分が飲まないからって、酒飲みに対しても同じようにボロクソいってたし、なんというか…
    イギリスの食についてのイメージを変えるためにこの本書いたんだったら、自分のもってるいろんなイメージに対しても柔軟に考えを変えていく姿勢が私は欲しかった。

    とりあえず、あわなかった笑
    でも、料理のレシピとか、色々おいしいもののはなしとか乗ってたからそういうのに興味がある人が読めばまた違うんだろうね!

  • ある意味、異論を唱えようもなく「おいしい」その国。
    こうまで地雷だと言われたらそりゃ踏みに行きたくなるよね。

  • 初めてであった林望先生の本。
    これを読んでからやみつきに。

  • レシピが付いてるとかきいていたので正直エッセイとしては期待していなかったが、想像していた料理本的なレシピの書き方ではなく、あくまでエッセイの一つとして書かれていたので全部文章として楽しめた。
    また書かれ方も想像しやすく、イギリスの料理が何故日本人にはあわないのかが感覚的に伝わるので難しく考えなくても楽しめました。

  • なるほどまずい。とまず納得。手抜きな上に毎日同じような食事を食べている。しかし読んでいる間にイギリスが愛しくなってきました。。食べ物以外の話も興味深く、田舎の結婚式に招かれた話がお気に入り。イギリスというと形式ばったイメージがあったが、日本よりずっとおおらかでした。イギリスのスコーンが食べたい。

  • 柔らかい文章とするどい視点で食べ物を通してイギリス人を語っている作品。誰が読んでもイギリスに愛着を感じるんじゃないかしら。2 も読むぞ!

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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