イギリスはおいしい (文春文庫 は 14-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167570026

感想・レビュー・書評

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  • イギリスのおいしい料理
    鯖の燻製(Smoked Mackerel) 
    身の一面に粒胡椒をまぶしてその絵でやや浅めに燻してあるもの。
    レモンをさっとかけてビールのつまみに、、、、

    ムール貝とスプリングオニオン
    熱い熱いニンニク油と生姜、それに、たぶん老酒で炒め合わせてある。
    味は軽い塩味。 いずれにしろそれほど複雑に料理してあるとも思えないのだが、熱くて香ばしくて、それを口の周り中油でべたべたにしながら、手づかみで食べる。

    ぜひトライしたい。

  • 2010.10.24 紹介

  • これでもかと茹でに茹でた調理法や、ホワイトソースをミキサーで作ってしまう大雑把さ。
    前半の想像にも易い不味さが読んでいて面白い。
    しかし、生活の楽しさが伝わってくる。
    旅行者ではなく生活者としては、イギリスも良いのかも知れない。
    興味もなかった異国を身近に感じることの出来た一冊。

  • 食の価値観の違いに目鱗ポロポロでした。今は諸事情でオーブンが使えないけど、今度巻末のレシピでスコーンを作ってみたいです。もちろんクロテッド・クリームも用意して。

  • リンボウ先生による、イギリス料理にまつわるエッセイ集。

    「まずい」といわれているイギリス料理だが、ほんとうにまずいのか? おいしいものもあるんじゃないか? そんな疑問を持つ方にぜひ。


    素材はすごくいい、っていうのは読んでてよくわかりました。

  • 林望節炸裂の愉快なエッセイ。料理のわからない人には、不思議な内容の部分もあるかもしれないが、普通に料理をする日本人なら随所で笑える。林望センスをフィルターにして、イギリス人の料理感がくっきりと感じられるし、ひいては日本の台所をも見直すきっかけになる。

  • 巧みな文章なのに、軽妙で肩が凝らない。食の方面から見たイギリス文化の考察を、楽しく読むことができます。
    イギリスの人々の食に対する姿勢はストイックというか、無頓着というか…。(いつも美味い物のことを想像して、うっとりしているわたしなど、たちどころに軽蔑されそうである)
    その食文化に、ある種の矜持とユーモアを持っているところが、なんとも“らしく”て、好きです。
    イギリスの朝食と菓子(だけ)は、ぜひぜひ食べてみたいのだ~!

  • これもクリスマスにホステルで読んだ本。
    英国にもおいしいものたまにあるよ、って話。

    あると思うよ、ただバリエーションがないだけで・・・

    ルヴァーブそんなにおいしいのかなー
    食べたい!きっとアイルランドにも売ってるよね?

  • イギリス文化を食文化から知る!
    興味をもつよいきっかけになりました
    わたしもイギリスが好きになりそう

  • 図書館で簡単に読めそうな講談社英語本をかりてきて読んだけど、
    サスペンスや物語を続けてよんでいたからか
    エッセイでただ話しがつづいていくという内容に退屈してしまいました。
    70ページくらいで「やーめた」となっちゃった。
    本当の著者が伝えたい、イギリスの美味しさを読む前に
    イギリスの食事がなぜまずいのかというところだけを理解して
    なるほどーとおもったかんじ。でもCoxという美味しい小さな緑色のりんごは
    たべてみたくなりました。

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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