クライマーズ・ハイ (文春文庫 よ 18-3)

著者 : 横山秀夫

• 文藝春秋 (2006年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ykikさんの感想 · 2022年1月23日]

・利権、既得権との戦い
・後輩との人間関係の難しさ
・重要なタイミングでの判断の難しさ
なんかがサラリーマンの自分には響いた。

今だったらパワハラだなと思う発言の連続。マスコミ業界は今もこんな感じなのかな。

[Markさんの感想 · 2021年12月25日]

知人が面白いと言っていた著者だったので読んでみた。

個人的には、もう少し入り組んだストーリーの方が面白いと感じた。また自分の知識や経験にない内容も多かったので、少し入り込むのが難しかった。

[ようすこうさんの感想 · 2021年3月14日]

1985年の日航墜落事故を新聞社の視点から切り取った小説。
事故の中身というより、新聞社内部の部門間や人間間のゴタゴタがメインとなっている。

古い時代だし、実際のところは分からないが、新聞社というのはこんなにチームワークの無い所なのだろうか。

主人公を含め、自分の部門ないし自分のことしか考えてないように思った。同じ会社なんだから、もうちょっと他の部門のことも考えて調整しながら仕事したらいいのに…と思った。

[Sooooさんの感想 · 2021年2月21日]

新聞社に勤める主人公悠木が、友人の遺児と衝立岩に挑む話と、17年前にJALの墜落事故の担当デスクとしての葛藤する話が並行して書かれている。

自分の手柄に執着して記事をつぶす上司たちへの苛立ちや、それによって後輩の心が離れた時の絶望感、結果的に判断が誤りだったときのヒヤヒヤ感など、悠木の感情に移入しやすく、どんどん読み進めることができた。

もう一回読みたいかと言われたら、40代になってからかな。熱量がすごい本。

[facecollaboさんの感想 · 2020年11月21日]

クライマーズ・ハイ(文春文庫)
著作者：横山秀夫
発行者：文芸春秋
タイクライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
親子の葛藤、同僚の謎名いた言葉、報道とは、あらゆる場面で己を試され飾られ掛けられる傑作長編。

[facecollaboさん · 2023/08/22]

いいね有難う御座いました。

[ゆうゆさんの感想 · 2020年9月1日]

御巣鷹山での日航機墜落。記者の目を通して描かれたお話に夢中になって読んだ。地方紙であること所以の葛藤や新聞作りのタイムリミット、手に汗握る攻防が随所にちりばめられらて、更に現在の自分と時間軸を交えたやりとりが交錯。
盛りだくさんすぎる内容なのにキャパオーバーを感じさせない作者の筆力に脱帽。

[サンキューサンチューさんの感想 · 2020年7月17日]

日航機墜落をモデルにしていて、事故原因の究明に使命をかけた新聞記者が読む人を惹き付けます。映画化されて小説を読んだあとなので期待していなかったのすが堤真一の熱演に感動してファンになりました。まだ売れていない堺雅人や滝藤健一も出ています。小説の話から少し脱線しますが是非とも観賞をお薦めします。

[SUBURB BOOK CLUBさんの感想 · 2020年5月22日]

よい

[よべべさんの感想 · 2020年5月3日]

スピード感、疾走感が凄い作品だった。
航空機事故と、同僚の搬送、その中で記者経験のある作者が描くリアリティと葛藤は、迫力があった。

[snakeさんの感想 · 2020年2月17日]

「これだけは覚えとけ。お前を調子づかせるために五百二十人死んだんじゃないんだ」

著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの１位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など､立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『６４』を刊行し、「このミステリーがすごい！」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞（翻訳部門）の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。