チエちゃんと私 (文春文庫 よ 20-5)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167667054

感想・レビュー・書評

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  • 読んでてすごくうるおいました 

  • 就活のときに読んで、
    みんなと同じでなくたっていい、
    みんなが正しいっておもってることを正しいと思わなくてもいいんだな って安心した。

    ばななさん、ほんとうに大好きです。

  • 素晴らしい!
    いつもよりも心情描写が多くを占めてて、ばななさんの濃ゆーい部分を読んだ感じ。こんな時の流れってなかなか、ないよなぁ。
    ただ、彼女らの年代にスッと入っていけないのが残念。だってまだ半分しか生きてないもん。
    しっかし、ハルキワールドは強烈なんだな、冒頭全く頭に入ってこなくてびっくりした。そしてこっちの世界に戻ってこれてホッとした。

  • なんとも不思議なお話。

    40才と30才のおばさん二人の同居の話なんだけど、それだけでは片付けられない、「なにか」が全体を包んでます。
    きっとそれは、「愛」なんだろうけど。
    10代や20代ではわからない。恋愛とも違う。なんだろう。

    最後まで、しっくりこなかった。
    もっともっと年を重ねてから読んだらわかるのかな。
    ということで、次に読むまで「評価はしない」でおきます。(090726読了)

  • 久しぶりによしもとばなな読んだなぁ。

    ばななさんらしい筋の通っているけど、変な話だった。

    カオリちゃんとその同居人チエちゃんとの不思議な話です。
    世俗から心地よい程度の距離を置く二人に、分からんでもないなーと共感しながらも、反発したい衝動に駆られる。
    うらやましいんだけど、そこに落ち着いちゃいけないんだって本能が叫んでいるようでもある。

    とってもいい本でした。
    ももちん貸すよw

    《内容紹介》※文藝春秋HPより参照
    主人公のカオリは、親戚のイタリア雑貨店を手伝いながら気ままな1人暮らしをしていた。だがある日突然、7つ歳下の従妹チエちゃんが家にやって来たことで、カオリの人生観は一変する。率直で嘘のないチエちゃんとの奇妙な同居生活は、ずっと続くかに思われたが……。 家族、仕事、恋、お金、欲望。現代を生きる人々にとって大切なテーマがちりばめられた、静かで繊細な物語。忙しい毎日のなか見落としていた人生のほんとうの輝きに気づかせてくれるはずです。


    だってさ。

  • この本は、主人公とチエちゃんが一緒に住んでいるお話です。
    チエちゃんは少し変わっていて、そんなチエちゃんとの同居生活は少し変わっていて、
    大切なものは何か..
    お金や地位などを必要としている
    いまの世の中でまっすぐ生きている2人が描かれていました。
    そんな2人の同居生活はいつまで続くのかも見どころです!!

  • よしもとばなななぜか今まで読んだことなかったんだけど、もっと早く読んでれば良かった!って心底思った。

    素晴らしい。

    アルケミストに通じるものを感じた。

    日常の中にある、ふとしたところにある、大事な大事なもの。

    何をどう見るか。

    んーー。素敵だ。

  • 自分自身が40代になってからもう一度読みたい。

  • なんか、変わった話だよ
    なんか不安定な感じがするのは・・・私だけかな

  • 2009 5/22

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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