- Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167686017
感想・レビュー・書評
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石田衣良の池袋ウエストゲートパークか、大沢在昌のハードボイルドかと思われたが、落としどころは続編があるような粋な終わり方。ハードボイルドの桃井や柿沢やヤクザ達が19歳のガキに躍らさせられるがそんなキレるアキの生い立ちも興味が湧く。折田の存在感が最初だけでバーで助けた女性と合わせて次作で繋がるような展開にならないだろうか?
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面白かった。垣根涼介はこうでなきゃ。
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ストリートギャング、強盗、暴力団のバトルもの。
語りの視点が目まぐるしく立ち替わり、同じシーンを違う視点で繰り返すこともある。見せる視点の順序も、ハラハラ感を煽るようにできている。構成面がきめ細かい。
ブレない『完成された人』と、過去の選択や今の自分、そして将来に後悔や迷いを抱えた『未完成の人』が描かれている。『未完成の人』の内面に共感する人が多いのかもしれない。
男性が好みそうな小説。ワイルドサイドへの憧憬が目立ってかんじた。 -
4.0 久々の垣根涼介。スピーディーな展開で一気に読みました。シリーズ化されているようなので続編も読んでみようっと。
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「ギャングスター・レッスン」「サウダージ」「ボーダー」へと続く、シリーズの第1作です。
渋谷のストリートギャング雅を率いるアキとカオルのコンビ、彼らと張り合うことになった裏金専門の強盗、柿沢と桃井のコンビが魅力的です。特に桃井と柿沢の出会いのエピソードは、プロの心意気が感じられて大好きです。 -
池袋ウエストゲートパークがまぁまぁ好きと言ったら薦められた一冊。
違う!社会問題全く入ってない!
各々の人物に魅力があったから、楽しくは読めたけど、もうちょい社会問題取り入れてくれたらもっとよかったのに… -
渋谷のストリートギャングを束ねるアキとカオル。
彼等はファイトイベントを開催する事でソコソコのお金を稼いでいた。
それに目を付けた地元のヤクザ
時同じくしてヤクザの経営するカジノが襲撃され1億近い現金が奪われる。
現金強奪犯と2組のヤクザ、そしてアキとカオルのチームを巻き込んで四つ巴の騙し合い、啀み合い、殴り合い…
最後に地上に立ってられるのは誰?
スピード感がある暴力と知恵と金の物語
続編も読んでみたくなった!
ヤンキーとヤクザ恐い!!