ヒートアイランド (文春文庫 か 30-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 291
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167686017

感想・レビュー・書評

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  • 誕生日文庫として頂いた作品。

    内容は渋谷を拠点とするファイトイベントを興行しているアキ率いる雅と、違法カジノを経営する暴力団、そのカジノから売り上げを強奪した桃井、柿沢の強奪チーム、そして、渋谷がシマのヤクザの思惑が絡み合いながらストーリーはすすみます。
    四つ巴なので読みにくいかなと思ってたのですが、各人物がしっかり書かれているので、イメージしやすく、サクサク読めました。
    クライマックスに向けては展開が早くなりますが、それ自体こじ付けとかでなく、自然に感じました。

    続編もあるのでそちらも期待してます

  • 友人から勧められて、読んでいます。垣根さんのワイルドソウルを読み終え、2冊目となります。展開がスリリングで先を読みたくなる。最後まで楽しく読破できそうです。

  • スピード感があり、結末もよかった。映像化にも向いている。

  • 渋谷のストリードギャングチームのヘッドのアキとカオル。頭が良くて度胸もあり喧嘩も強い。一方、カジノから大金をせしめた泥棒3人組、こちらも頭が良くてスマート。どちらにも感情移入しながら読めた。最後は予想通り。次作が早く読みたい。

  • ギャングの二人と泥棒の二人のコントラストが絶妙。
    ストーリーは強引な部分はあるけど
    いやいやなかなか面白い。1年後の答えが気になる、そんな一冊

  • 裏金強奪のプロと間違ってその金を手にしてしまった渋谷のヤンキー雅のメンバー、金を取り戻そうとするヤクザと対抗するヤクザとの抗争の物語。
    手に汗握る展開で思わず一気に読んでしまう。
    同じ作者の君たちに明日はないとは全く別のストーリー展開に唖然としたが、面白い。

  • ヤンキーは嫌いだがこれは良い!!
    垣根さんは格好良い男を描くのが本当うまいな〜
    主要な人物は全員主人公クラスの格好よさ!
    ワイルドソウルに続きまたも一気読みでした。

  • 2015年9月28日読了。渋谷のストリートギャングをたばねるアキとカオルだが、メンバーが裏カジノから強奪されたカネを手にしたことから、ヤクザと謎の男たちに付け狙われることになり・・・。舞台となる渋谷の街の描き込みがリアルで、こんな危ねー街には行きたくねー、と思ってしまう。強面の人物が次々登場し、いったいどうやってこの窮地を逃れる・・・?と思ったところのこのクライマックスには驚かされた。ここまでやっといて、こんな爽やかなエンディングでいいんかね?「みかじめ料」とったり売春や賭博を斡旋したり、ヤクザって嫌だよなあ・・・。

  • 渋谷を舞台に、ファイトクラブを運営する渋谷のチーム雅、謎の泥棒二人組、ヤクザ。

    なくなったカジノの売上がめぐりめぐって繋がっていく。

  • 有名どころを今になって読んでみようと思い立って

    チーマーVSやくざVSやくざ2VS犯罪プロ軍団
    、東京舞台のアクションもんでこれなら期待もてそう。と読み進める。期待していたレベルのアクションシーン、リズム感、疾走感は味わえた。満足できるレベル。ヒロイン不在はちょい寂しいが、変に恋愛感情描いてしまうと興ざめになることもあるので、これはこれでいいかも。

    ただ少々こなれてない雰囲気があって、ちょっと目が粗い感じがした。こういう小説なんでザラつきも味わいと思えないこともないが、もう少しストーリーにも文章にも細やかさがあれば傑作の領域に入ったかも。

    シリーズ化しているようなので、次作以降に期待。追っかけてみようと思う

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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