ブラッド・ブラザー (文春文庫 カ 10-4)

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  • / ISBN・EAN: 9784167705961

感想・レビュー・書評

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  • h10-図書館2022/12/15 期限延長1/12 読了1/7 返却1/9

  • ミステリー作家と読者の関係を野球のピッチャーとキャッチャーに例えてみたいと思う
    まあまあ最後まで聞きなさいよ
    もちろんピッチャーがミステリー作家でキャッチャーが読者だ
    ミステリー作家は当然のように多彩な変化球を投げ込んでくるがこっちだってルーキーじゃない楽々とキャッチしていく
    だがこちらが変化球に慣れてきたところで思わぬタイミングで160kmの剛速球を投げ込んできたりする
    まあそう来るだろうね
    百戦錬磨のこちらとしては残念ながらそれも想定の範囲内悠々とキャッチ…と思った瞬間、側頭部に衝撃が!!
    優れたストーリーテラーは何をどうしたかはわからないがいつの間にか3塁ベンチから剛速球を投げこんでくるのだ
    そんなの捕れるか!!

    ジャック・カーリィはまさに3塁ベンチから投げこんでくるタイプのミステリー作家だ!


    はい、最後まで聞いて損したー

  • なんだか読みづらくてなかなかページが進まなかった。
    シリーズ物だと知らずに読んでしまったけれど特に問題なかった。
    帯に真相は最後の1ページまで〜とあるから何が起こるのか期待してたけど特に何もなくてびっくり。
    小説よりも映画にした方が面白そう。

  • 良いのだが、やはり南部舞台が。

  • 兄の性格が最高に好き。兄弟の関係性もいい。もっと兄の出るシーンが増えたらいいな。最後のシーンが映画みたいなので映画化希望。

  • 一作目しか読んでないけど、ジェレミーが大活躍ときいて二、三作目は飛ばして読んでしまった。
    それでも内容的には問題なく読めて面白かった。

    ジェレミーの過去がいろいろとわかり、だいぶ好感度が私のなかで上がった。
    実はいい人なのか?と思わせつつ、結局は最初からジェレミーの計画通りなのか?とも思わせられる。
    掴み所のない悪魔的天才でやっぱりいいキャラしてる。

    弟のカーソンのことは大事っていうのは事実なんだろうなぁと思うし、そう思いたいな。

    終盤はこのままハリウッド映画の脚本にしてもいいくらい派手で緊張感もあって楽しかった。

  • モビール市警察 殺人課 カーソン・ライダー刑事
    シリーズ四作目

    連続殺人鬼ジェレミー・リッジクリフを兄に持つ
    ライダー(父の虐待から救われた命)

    今回は兄が施設から脱走
    「星の王子様 ニューヨークへ行く」ではなく
    「殺人鬼お兄ちゃん、ニューヨークへ行く」である。
    というより「プレデター2」

    ライダーもニューヨークは管轄外
    突然呼び出されて、部外者の田舎者扱いされ
    るなかで、いつものユーモアと負けず嫌いで果敢に挑む。
    兄弟であることを隠しながらの捜査も緊張感があって良い。

    細かいこというと、兄のいる施設長がNYで殺された時点で兄が施設から出てないか心配してないあたりがよく分からなかった。それだけ堅牢だと信じてたのか??

    兄が起こした過去の事件の真相にグッと迫る
    四巻、なんか巻を重ねる度に面白くなってる気がします。

    余談:ツイッターで、ジェレミーのbotをフォローしたせいで連日ハイライトにジェレミーの名言が表示されていた。
    つぶやきのセリフが出てくる都度 (引用してるから当たり前なんだけど)「あ、ホンモノや」みたいな妙な感覚になりながら読んだ。

  • 8月22日読了。図書館。

  • ライダー刑事第四弾。

    しまった、第三弾を飛ばしてしまった。
    前々作で兄ジェレミーの活躍が少なくてがっかりだったと記憶しているが、
    今回は兄ジェレミーが大活躍。
    というか主人公なのかも。

    長年信じてきた殺人者、というと変だが、
    長年危険な殺人者として信じてきた存在が、
    病院を抜け出しただけでも驚きなのに、
    かなり衝撃的な内容。

    一番面白かったのは、相棒ハリーが裁判所に記録を調べに行った場面。
    70歳代の老練な記録担当のご婦人、
    激情色のワンピースと年に似合わぬ香水を身にまとい、夫はなんと五人、が助けてくれる。
    お返しに、ハリーは若い(?)ツバメを演じて、
    記録担当のご婦人たちに息をのませる。

    そして、
    賢く、人を思いのままコントロールできるジェレミー。
    自由になって、この後どう生きていくのだろうか。

  • 面白かった。事件の要となる兄ジェレミーを頭の中で想像する時、何故かベネディクト・カンバーバッチの顔を思い浮かべた。

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