株価暴落 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728014

感想・レビュー・書評

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  • 教えてもらった通り、面白かった。

  • スーパー爆破事件による株価暴落し、与信判断を巡っての行内対立。思ったより爆破事件にも重きがおかれ、容疑者の動向も細かく描かれている。
    半沢直樹ほど金融の話は細かくなく、株式の話がメインで素人には読みやすい。
    突き抜けておもしろい訳ではないがバランスよくまとまっている。

  • 下手ではあるが、最後の方まで結末が読めなかった。銀行員という仕事は難しいと考えるとともに、金融における正義とは何かを考えさせられる。コロナによって中小企業の倒産というニュースを目にするが、その裏では銀行員の葛藤や大手企業に対するさまざまな想いがあるのだろうと思った。

  • 大企業である一風堂を狙った爆破事件が起きる。警察の捜査により、一風堂に怨恨を抱いている1人の被疑者が浮かび上がる。
    爆破事件は次々に起き、その間、一風堂の株価は暴落していき、融資の話も銀行側で検討されることになり、一風堂は企業としての存続の危機に陥った。
    そんな中、被疑者の情報が入る。その内容は、被疑者は犯人ではないということであった。捜査を進めていくと、一風堂への怨恨以外の動機で別の犯人が浮かび上がる。株価暴落による利益獲得である。
    本当の犯人は誰なのか、そしてどのように爆破事件を起こし株価暴落による利益獲得を実現させたのか。

    ミステリー要素も持ちながら、池井戸潤さんらしい経済的な目線や銀行員の使命的なストーリーであり、とてもおもしろかった。

  • とても楽しかった。

  • なぜか入りこめなかった

  • 経済ネタと刑事ネタの2つの読み物を1冊で楽しめました。

  • 実行犯と黒幕に意外な繋がりがあった後半は読みごたえがありました。実行犯の人物描写がやや物足りなかったが、黒幕は予想とは違う人物であった

  • この作家さん得意の銀行員が活躍する話。
    刑事まがいのことをやって事件を解決に導いたりする銀行員はすごいと思う一方で、現実離れしている。
    今回は色んな人の苦労話と悪事に染まる部分が多く、暗い話になっている。
    もっと明るいハッピーエンドの作品の方がこの作家さんには合っていると思う。

  • 面白いなぁ、、、

    銀行インサイドから書かせたら、右に出る人居ないな。池井戸さん。

    ストーリーの緻密さ、振り回される登場人物、おぼろげに見えた犯人の完璧な犯行動機、それを利用すべく蠢く、裏切り者とそれを操る黒幕。

    半端ない嵐のような小説。お勧めです。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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