葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167733018

感想・レビュー・書評

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  • 大変楽しめました。

    『殺戮にいたる病』のような
    年齢の叙述トリック。 
    ″小説″だからこそ成立する仕掛けに
    してやられた。

    叙述トリックも素敵ですが
    最後の章、将虎と節子の会話。
    これが素敵です。
    いくつになっても
    ″なんでもやってやろう屋″
    力をもらえる、そんな作品でした。

  • 初めから最後まで休憩なしで読破!
    大きな話がどうやって繋がるんやろと考えながら読んだけど最後までわからなかった。
    人と金と愛とが絡む泥臭い内容だったけど読後は爽快
    再読したい

  • 二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本、あらゆるミステリーの賞を総なめ。だったら読まなくてはと…。 葉桜の季節、なるほど。そうきたか。 2003年発行、読んで驚いてみて。感想は、言わない方がいいらしい。というより、二十年前の作品だからネタバレしてるか。☺

  • いや〜、騙されました!
    まさか全員・・・だとは。

    確かに、名前やら喋り方やら
    違和感はあったんですが、
    最後までわかりませんでした!

    読みやすくて、
    ミステリーですが読後はスッキリです。

  • 騙された!なんてこったい!!!
    皆高齢者だったなんて……!
    読み返したくなる作品だと言われていた理由がわかりました。

  • 見事に騙された!もう衝撃的!脳内で再生されていた映像が終盤で全く違っていたことに気づいた時は唖然とした。私が叙述トリックにハマったきっかけとなった作品。

  • はい騙されました。
    ただの恋愛ものなのかなぁ〜なんて思いながら読みはじめましたが、いい意味で裏切られました。
    読者として騙されましたが、物語の中でも嘘や騙し合いや詐欺などがいっぱいです。
    最後はタイトルの意味がわかり、失敗や不安や悩みがあっても、挫折からもう一度頑張ろうって背中を押してくれるような一冊でした。

  • 2017年16冊目。

    「必ず二度、三度と読みたくなる」とあるから、(え~!?ちょっと待ってちょっと待って)とページを前に戻す人がたくさんいるのでしょう。
    人の思い込みとは恐ろしい。
    まんまとだまされました。
    これは映像化は無理です。

    グッときたフレーズは、「(略)非生産的な挑戦ってカッコいいよ。それが本当の文化だよ」(p.461)
    自分もそうありたい。

  • 騙されました!
    あはは☆
    やりますね~。

  • 場面が二点三点と、私は何について読んでいるのかと思いながら物語を追う。しかし、物語終盤のある一言で。「ん?え?あー、、、ん???」と、声を漏らし、そこから一旦思考停止。冒頭に戻り整理。
    「あぁ、なるほど、人の先入観とは恐ろしい。人は思い込みの塊だ」と実感。
    まさに叙述トリックの傑作。
    もう一度、丁寧に最初から読んでみようと思う。
    良い本に出会えた。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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