葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167733018

感想・レビュー・書評

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  • 笑えるくらいに騙された。

  • なるほどね。

    【以下、直接的ネタバレは避けていますが、少しでも知りたくない方はお読みにならないでください】





    途中で夫に「二岡と江藤って昭和の人?(生まれではなく活躍していたのが)」と聞いたら、「いいや」と言われ、平成14年はおかしくないとの解答を得た。
    ちなみに私は江藤の文字面から江夏と一瞬混同してもいたのだが。

    キヨシは定時制高校では?と考えた瞬間もあった。

    こうして、こういうところを怪しんではいた。

    いつも通り、年齢や年代を計算もしたし、グー◯ルマップも見ながら読んだ。

    自分の推理もいいところまでは行っていたと思う。
    しかし見破れなかった。

    文字での表現のみに許される面白さはあった。

  • 噂通りの上質な叙述トリック。最後の章もうまくまとまっていて読了後もスッキリ。

  • あっと驚く…というより「は?どういうこと?え?爺さん?婆さん」の?の最後。ま、勝手に若いと思ってたのは、性欲とか売春とかだよなぁ。面白かったかと聞かれると面白くはなかったような、節子は馬鹿だなぁとか、そんな感想です。

  • こういう騙されかたは初めてだ!
    あー、そうきたかあ!!!と唸ってしまう。

    かっちりではないが、どことなくハードボイルドの雰囲気が漂い、女性向けというよりは、男性向けな物語かなぁ?と思う。

    イニシエーションラブとは全然違うけど、二回目に読むとまた全く違う感想になりそう(*^^*)

  • 読みやすくて一気読みしたが、期待するほどは面白くなかった。時系列が行ったり来たりするなとは思ってたけど・・もうちょっと痛快な結末が個人的に好きなので。

  • どんでん返しがあるって知っていて読んだ。まんまと騙された。

    さくらと節子が同一人物だった事もびっくりしたが、将虎が70歳だった事の方が衝撃的だった。ずっと20代だと思って読み進めていたので。
    将虎が70歳と認識して再読したらまた違う感想を持つんだろうなって思う。アクティブなおじいちゃん、凄い!

  • 読みやすくて面白かったけど、ミステリーで賞とった作品は、自分となんか相性良くないのが多いです。

  • 好みのどんでん返しではないのかなと思いながらも、そんなのはどうでも良くなった結末。テーマがめっちゃタイトルにも内容にも反映されてると思った読後感でした。面白い!読んで良かった。一気読みでした!これから毎年秋を意識しそうです!

  • タイトル的に文章が美しいミステリなのかなとワクワクしていたのですが、1文目から情趣が無くてなんだか騙された気分(笑)

    いわゆるどんでん返し系のミステリだと事前に知っていたので、トリックを解き明かしてやろう!とかなりじっくり目に読みましたが、当てられませんでした。悔しい。
    自分の想像していた絵面と全然違ったのか!と驚かされました。

    主人公の年齢は気になってチェックしてたんですけど、さすがに現役高校生のキヨシの7歳上って言われたら20代だろうってなりません?
    他のミスリードについてはまあいいかなと思いますけど、定時制高校に通う高齢者のことを現役高校生とはさすがに言わないでしょうが...と思います。
    ここはちょっと気に食わない表現でした(笑)

    全体的にごちゃごちゃしてる印象。
    ヤクザの話とか必要だったのかな?って感じです。
    もう少しまとまってると、スッキリしたのかなあと思います。

    あと、びっくりしたのが、この作品20年前くらいに書かれたものなんですね。
    全然古びれた感じがしないので、もっと最近の本かと思った!すごい。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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