秀吉の枷 上 (文春文庫 か 39-3)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167754037

感想・レビュー・書評

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  • 平成24年6月6日読了。

  • 伝わっている歴史自体、本当のところが分からないのが現実。

    なので、こんな解釈もありではないかと。

    秀吉があんなことをしていたなんて・・・・・・

  • これ「空白の桶狭間」と「信長の棺」読んでること前提?

  • 「信長の棺桶」のスピンオフ。秀吉サイドから見た、本能寺の変までの過程が描かれている。どのような理由で秀吉が「本能寺の変」演出までに至ったかを描いている。ここでは、竹中半兵衛からの進言、信長の変節、秀吉の山の民説を上手く絡み合わせてミステリーを構築していた。「空白の桶狭間」を読んだ後なので清玉の伏線とかわかりやすかった。

  • 新しい秀吉像か。
    本能寺の抜け道を防ぐことで、間接的に信長を殺している。
    その前から、秀吉自身が信長より優れており、
    朝廷を重んじる民の出自ということになっている。

    信長の棺を読んでから読むべきだったのかも。

  • 秀吉感が変わった

  • 信長の棺ほどではないが面白い。

  • 前作が非常に面白かっただけに残念。
    だらだらしてもっと短くしてくれればいいのにと思ってしまった。

  • 全3巻。
    信長の棺の続編。
    というか別視点。

    信長の棺の説に乗っかった上で、
    秀吉サイドからの視点での本能寺。
    と、その後。

    信長の棺がいまいちだったので、
    そこに乗っかってる以上、いまいち。

    ただ、前作よりは面白い。
    主人公が脇役じゃなくて秀吉本人だし、
    前回の、1本の大きな謎の追求って形なくせに
    最後に肩すかしな感じでなく、
    それなりの謎がちりばめられてる感じで
    それなりに興味深い。
    前回の話の謎解き要素もあるし。

    長年謎だった秀吉の前半生と後半生のギャップに、
    それなりの理由立てがしてあってなるほどと思った。
    人間臭い秀吉像。

    ただ、やっぱいまいち。
    失礼だけど、小粒な、
    こじんまり感がいなめない。
    あいかわらず仮説は新鮮だけど
    読み物としての盛り上がりに欠ける印象。

    まあ、3部作と銘打ってるようなので、
    最後の一つも読むけども。

  • 新しい秀吉像というのが魅力的で読んでみた。
    著者は65歳?で作家デビュー、15年の構想を経て。とあってさすがにびっくりした。

    でもねー。歴史小説としてはイマイチだと思う。
    全体の構成や話の流れは、今のところ悪くないと思うけれど、何しろ文体がとても現代っぽい。もちろん、時代背景や小道具や言葉尻など、気を遣って書いているとは思うけれど、秀吉と黒田官兵衛のやりとりなんかはどこかの社長室で会話されているみたいなんだよね。

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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