ザ・万歩計 (文春文庫 ま 24-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 216
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788018

感想・レビュー・書評

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  • こんなに行動力のある人だとは。
    作家さんの考えていることが少しでも覗けて面白かった。

  • ひさびさに、本を読みながら声を出して笑いました。
    最後の、モンゴルの話も相当面白かったのだけど
    思い返すとGにまつわる話は飛び抜けて可笑しい。

    絶対に、公共の場で読まない方がいい一冊です。
    笑ってしまうので。

  • マキメ氏の、とても楽しいエッセイ。

    実力人気作家は、エッセイもまた面白い。

  • 少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅で全財産を失い、はては作家を目指して単身東京へ。
    ホルモーでついに無職を脱するも『御器噛』に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。

    そのすべてを飄々と綴ったエッセイ集です。

    色んな雑誌・メディアからのエッセイなので 統一感がな話題も様々な方向へ飛んでいくのですが、章立てにしてあり、章ごとの内容は統一感もあってすっきり読めました。

  • 読めば読むほどマキメワールドにハマっていく。
    「花火は宇宙」たしかにそうだ。あの途方もなく広がっていく感覚はまさに宇宙。
    工場萌えについては、「どうしてそこまで私の感覚がわかるのだ」と身悶えするほど。夜の工場の構内をひとり歩く状況を想像するとうっとりするし、昼の工場のシステマチックなこと、比類なし。
    読んでいるとときどき「あんたほんまはいくつや」と言いたくなることがある。
    見境なく人に勧める気にはならないが(申し訳ない)、私個人としては今最高に面白くわくわくする作家である。

  • 『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』で彗星の如くその名をとどろかせた万城目学氏によるエッセイ。

    とにかく、軽妙なタッチの文章が読みやすい。
    日常の出来事をここまで面白おかしく書きあげるのはさすが文章家といおうか、乙一の『小生物語』を彷彿とさせるほどの出来である。
    着眼点も面白ければ好奇心も強く、すぐに行動しては後悔する小市民的なところがとても良い。
    友達にいたらとても楽しそうである。

    ほとんどギャグマンガを読む、くらいのスタンスで私は読んだし、読み終わるのが正直勿体無かった。
    声を上げて笑ったこと数え切れず。
    万城目ユーモアと相性が悪くない人は是非。

  • 文章力が高くおもしろかった。小説家になるまでの紆余曲折とか。まだ作品を読んでいないので興味がわく。

  • 日常の出来事をこんなに面白く書けたらなぁと思いました。京都の日々も目に浮かぶよう。作品に結びつくエピソードもあり、また作品も読みたくなりました。

  • 『ザ・万遊記』に続き、本書を読了。ものすごく面白く、万城目ワールドを堪能した。作家デビュー話では、小鬼を見たとカミングアウト。「しゃばけ」の鳴家? やはり作家さんとは非凡なものだ。五器齧り戦記のGとの戦いも良かったが、ねねの話がじ~んときた。マジカル・ミステリー・ツアーでの著者の世界放浪ぶりが羨ましい。5年もの大学生時代という時を使える贅沢。遥かなるモンゴルは、その集大成という感じだ。それにしても、万城目学・東野圭吾・森見登美彦の3氏は、私の中で関西3大作家だ。

  • ただの万城目学ファンとしてすごく面白く読ませてもらいました。

    万城目さん、小説家ということで勝手にインドア派かと思ったら案外アクティブでアウトドアだった…(笑)

    万城目学さん、小説も面白いことながらさすがエッセイも面白い。

    ファンならきっと楽しいはずです!

著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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