あなたに、大切な香りの記憶はありますか? (文春文庫 編 20-3)
- 文藝春秋 (2011年10月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167801564
感想・レビュー・書評
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好きな作家の名前が並んだ短編集で、このタイトルこの表紙デザイン。
わくわくして読み始めたら、一番最初の石田衣良にがっかり。
読むのをやめようかと思ってしまった。
でも他の短編は良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「香り」の記憶は何かのはずみに想いだす、忘れがたいもの。人気作家8人が「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに競作。あなたの中のかけがえのない記憶を呼び覚ます贅沢なアンソロジー。
私自身香りと結びつく思い出は多く、まさにそれは記憶に直結しているもののように思います。
気だるい夏期講習の香り、卒業式の朝の香り、上京して一人暮らしを始めた日の香り……漠然としたものばかりですが、ふとその香りが漂っただけでも当時を鮮明に思い出すことができます。
でも漠然としたものだからこそ、つかみどころが無い話が多かったように感じました。
重松清の『コーヒーをもう一杯』はとても良かったです。短編なのに長編を読んでいるかのような充足感。苦味と酸味の豊かなコーヒーの香りがこちらにまで芳しく漂ってくるようです。 -
男性には、わからない女性の感性のひとつかもしれない、匂い。
私も香りは大好き。どちらかというと、人工的な匂いより個性的な、それでいて自然な匂いを好む。
この本で出てくる匂いの類は、コーヒーの香り、人が持っている匂い、好きな人が好きな香り、職業柄持つ匂い、雨の匂い、土の匂い、季節の匂い―様々である。
疲れた時に、手に取りたい作品。心が和らぐよ。 -
もちろん、あります!
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2012.3/25
香りに関する短編集。
香り昔の楽しかったこと、悲しかったこと、悔しかったことを鮮明に思い出させてくれる。香りは記憶と密接な関係。その通りだと思う。
朝起きると、リビングからコーヒーの香ばしい香りが鼻を通る。父や母、妹がコーヒーを飲みながら会話をしている。そんなイメージを思い浮かべる。コーヒーは家族の香り -
香り,って五感の中でもちょっと特別な存在な気がする.はかなくて,でも時にすごく深い記憶を呼び覚ましたり.
この本に収録されている中だと,「夢の香り」が好きかな. -
読んだことない作家は、1人2人。
時には、こういうオムニバスもいい。
香りを主題にしているが、
香りと、記憶が結びつく先に見える
人間模様は、どの人にも様々に彩られている。
欲張りな人向けかな? -
最近の有名どころの作家の香りにまつわる短編集。特に、熊谷達也先生の作品にはやられた!と思った
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★★★1/2かなあ。
ベテランの作家さん達によるアンソロジーなので
読んでて安心感がある。
今度、熊谷達也読んでみたいなあ。-
アンソロジーって1冊で複数の作家さんの作品が読めて得した気分になります♪
この本も読んでみたくなりました。アンソロジーって1冊で複数の作家さんの作品が読めて得した気分になります♪
この本も読んでみたくなりました。2012/11/28 -
>reader93さん、そうですよね~、アンソロジーを読んでこの作家さん読んでみようと思ったりもしますよね。このアンソロジーはベテランの作家...>reader93さん、そうですよね~、アンソロジーを読んでこの作家さん読んでみようと思ったりもしますよね。このアンソロジーはベテランの作家さんばかりだったので、安定感がありましたよ。2012/11/29
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アンソロジーは‥↓↓↓
ゆっくり/気軽に/自分のペースで読めるから‥
なおかつ‥
ワンプレートらんちみたく‥
たくさんの美味秀作に出会えるから‥大好きです(*'-^)-☆
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石田衣良さんや角田光代さんは‥
お馴染みのお馴染み(^-^)
俺は朱川さんに‥本書で出会いました(・ω・)ノ