追撃の森 (文春文庫 テ 11-21)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812065

感想・レビュー・書評

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  • 結末が簡単すぎて不満。殺し屋の職人ハートにはもっと頑張って欲しかった。結局、巨悪の組合のボスは良い者になったし・・・ 結末で☆一つ減。

  •  リンカーン・ライムシリーズで有名なジェフリー・ディーヴァーのノンシリーズ作品。
     広大な森林公園内で、ある殺人現場から逃げる女性二人と、犯人二人の執拗な追跡が400ページ近く続くが、さすがディーヴァー、全然飽きさせない。相手の裏をかいたと思ったら、さらに相手が裏の裏をかいて、と夜の森の中で繰り広げられる追跡劇は、どんでん返しの連続だった。追う者と追われる者という立場の、女性保安官補ブリンと殺人犯ハートのプロ同士の対決からも目が離せなかった。

     欲を言えば、追跡中の地理関係がすんなり頭に入ってこなかった。架空の場所かもしれないが、モンダック湖周辺の簡単な地図でもあれば切迫感が増し、二組の知恵比べがより楽しめたと思う。それとディーヴァー作品の場合、最初からどんでん返しを期待してしまうので「こいつが犯人だったら、すごいどんでん返しになるな」と、いけない読み方をしてしまうのが玉にキズ。結末は予想外に大人の終わり方だった

  • この人の話も少し飽きてきたな。。。

  • 手に汗握る、息もつかせぬ、とはこの事です。読むほうが疲れるほど次から次へと危機が訪れますが、ブリンとミシェルのスーパーコンビがそれを乗り越えていきます。二人の絆が徐々に強まっていくところも読みどころですが、これも伏線のひとつで最後にあっと驚くどんでん返しが!12時間の逃避行に400頁も費やし、この話ちゃんと終わるんかいな?と思う部分もありますが、読み終わったらもうぐったり!映画化希望。

  • やっぱり大好き、ディーヴァー!追いつ追われつの展開はドキドキハラハラしどうしだったし、くるってわかってるどんでん返しもキモチイイくらいはまって、最後までスーパー楽しかった!!

  •  リンカーンライムシリーズでおなじみのジェフリー・ディーヴァーの作品。シリーズ物を色々持ってる著者ですが,定期的に単発の作品を出してきます。

     物語は,ヴァカンスために山荘にやってきた夫婦が二人組に襲われ殺される。そこに遅れてやってきた夫婦の友人の女性ミシェル,死ぬ間際の通報によりやってきた女性保安官補ブリン。二人組は,証拠隠滅を図るため,女性二人を殺そうとする。必死で逃げるブリン達だが,立ちはだかるのは広大な暗闇の森。狩人とその獲物のごとく息詰まる追撃劇が今始まる・・・

     ディーヴァー調健在で,ラストにはどんでん返しが待っているので最後の最後まで気が抜けません。ハラハラドキドキが好きな人にはもってこいです。

  • 納得のジェフリー・ディーヴァーの作。

    シリーズものではない単品の作品であるが、たった12時間のことにおよそ400ページが使われ、そしてそれが二転三転どころか七転八倒する。

    最後のページまで、本当のラストがわからないけど、そこまでノンストップの勢いで約600ページを駆け抜ける。

  • 女性保安官補・ブリンがカッコいい。強いだけではなく、心の内に抱えた弱さも描かれている。色々な方向に展開していく物語りに最後まで飽きることなく読み進める事が出来た。

  • 追われる二人の女性と二人の殺し屋。ノンシリーズ。ライムシリーズに比べると…

  • ライムもダンスも出てこない単発ものだけれど、主人公とその敵である犯罪者の描写が秀逸。いろいろ感想があって、書いたんだけど、それはタグか何かを書く場所で、ちゃんと書き込めてなかった。ものすごく熱い推薦文書800文字くらいを、一瞬で失って、言葉が無いので、また落ち着いたら書きます。ディーヴァーはやっぱ凄い、とだけ書いておきます。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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