ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫 に 19-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 134
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838614

感想・レビュー・書評

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  • 動物園の飼育員さんが主人公のミステリなんて初めて!
    とわくわくしながら読みました。
    ところどころに注釈があってお仕事小説としてもすごく楽しめました^^
    個人的にキャラクターは濃いのが好みなので
    変態な服部くんや、強い鴇先生たちの活躍が
    とても良かったです。
    どうやらこの本は二作目みたいなので一作目も読んでみたいと
    思います

  • ワニ日和に続く第二弾(笑)!!

    今回は、マラソン大会を駆け抜けるダチョウが登場!
    どこから脱走したのか??
    捕獲されたダチョウに秘められた謎とは?

    飼育係のモモさん、アイドル飼育係の七森さん、ダチョウを素手で捕獲した最強の女性獣医の鴇先生、変態にみがきがかかったオタク系飼育係服部くん。

    なんと鴇先生の過去も明らかになる本作。
    そしてモモさんの恋と呼べるのかよく分からない関係も。

    変態服部君がパワーアップで楽しめました(笑)。

  • 動物園のシリーズ2作目。
    動物園のほのぼのした雰囲気とは裏腹に
    発生してる事件は物騒なものです。
    服部くんの変態ぶりが笑えます。

  • 動物園シリーズ第二弾。今回も魅力的なキャラクターの活躍が楽しい。特に変人服部君の言動がツボにはまってしかたない……。
    マラソンコースに突如として現れたダチョウ事件を皮切りに起こる、さまざまな事件。鴇先生の過去が明らかになったりする中で、次々襲い来る危機。いったいどう繋がるのかと思いきや……意外なところで判明するとんでもない悪事。実際にありそうで怖い、かも。ないと信じたいです。

  • 動物園シリーズ第二弾。
    県民マラソン大会のコースをなぜかダチョウが走ってきたり、突然ストーカーに拉致されたり、一作目よりも事件らしい事件が起きる。
    一作目では脇役だった動物園の獣医が話の中心。
    彼女の過去も明らかになり、だんだん動物園の職員のキャラが際立ってきて面白い。
    結構怖い内容のはずなのに、コミカルなやり取りが多くてすぐに読み進められる。
    題名が面白い。

  • 服部君、絶好調。ディオゲネスも素敵です。緊迫した場面のはずなのに、ちょっと和んでしまいましたが大好きです。
    あまり感情を見せないキャラクターが多いので、桃くんのような方が眩しく見えます。
    悪事を働くのに罪悪感を持たない人って相当タチが悪そう。あそこまでやっておいて「責任はない」なんてよく言えたものだ。
    が、その不快な気持ちもあとがきを楽しむと随分おさまりました。

  • 2013/08/07
    復路

  • 鴇先生がすべてを持っていったような気もするが、桃くんは相変わらず誰が好きなのか不明。なんでもさん付けの人は現実にいたらイラッとするかな?

  • 続編が出るとは思わなかったので嬉しい。相変わらず、鴇先生が魅力的!
    次回があれば楽しみ。

  •  『午後からはワニ日和』から何ヶ月か経ったあとの話です。
     マラソン大会に乱入したダチョウを桃くん達が捕まえ、それがテレビやネットを通して有名になり、その頃から彼らの周囲で異変が起こり出します。どうやら同僚の鴇先生のストーカーの仕業のようだ、と桃くん達は調査をしていくうちに大きな事件に巻き込まれます。
     一応、ミステリーらしく密室殺人が起こりますが、あまり作中で大きなウェイトを占めているわけではありません。ですが、犯人がしようとしていたことはけっこうスケールが大きく、意外性もありました。
     最後に桃くんが犯人に言った言葉も良かったです。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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