ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫 に 19-2)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838614

感想・レビュー・書評

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  • 2015.01.18.
    シリーズものは間髪入れずに読むに限る。
    (物忘れの問題)

  • ミステリー×動物園シリーズ第2弾はダチョウが逃げ出したところから始まり。ダチョウはどこから逃げ出したのか?これが大切なキーワード

  • 県民マラソン大会の応援に来たはずが、逃げたダチョウを捕獲する事になった楓ヶ丘動物園の面々。
    その様子がネットの動画に流れたことから、ストーカーが現れたり拉致被害にあったり。
    そして彼らは、とうとう死体が発見される騒ぎに巻き込まれる。

    「午後からはワニ日和」に続く動物園ミステリー第2弾。

    今回は初めて死体が出てきますが、ミステリーというほど謎解きがあるわけではなく、サスペンスという感じでした。
    前回のようにほのぼのとしたコミカルな雰囲気の作風ですが、事件は意外に重い真相が隠されており、中々読みごたえがありました。

    それにしても、似鳥作品は年下男性と年上女性のカップルが多いですね。
    作者の好みなんでしょうか・・・?

  • 意外とシリアスで、事件もいつのまにか大きくなっていくんだよね。それでもキャラ設定とかで重苦しくならないようになってるから、楽な気持ちで読めていい。

  • つまらないとか、破綻しているとかいうわけでは決してないんだが、前作に比べると明らかなパワーダウンを私は感じた。
    ちゃんと各キャラクターの性格を活かしたストーリー構成は組まれているんだけど(むしろそこは前作よりも磨かれている)、おそらくは肝であるところの"動物園"感の薄まりがそういう印象を生み出しているんだと思う。
    題材が、製薬業界を舞台にしたスキャンダルで、なおかつなんと殺人事件まで絡んでくるなど一気にスケールがデカくなり、サスペンス色が強まったことによって、第1作でいい味を醸し出していた、地に足着いたほのぼの感、のようなものが希薄になったような気がする。

  • 【動物園ミステリ・待望の第二弾!】ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

  • もしもこんなことが実際に起こったらこわいわ…

  • 二作目にして主人公の不幸さが目立つ。読み始めて間も無く登場するダチョウ。大きな伏線をもっているが結構読み進めないと分からない。動物園というくくりよりもっと大きなくくりで動物と人との関係性を物語にしている。ダチョウは走るのが早く、怖い、でもふわふわな羽をもっているような他の一面を持てる作品。

  • 動物園ミステリー第2弾。
    飼育員さんは動物のほんの些細な変化も見逃さ無い!

    今回はどんなふうに動物とミステリーを絡めてくるかと思いましたが、読み終わってみればしっかり騙され、納得の内容でした。

  • 動物園を舞台にしたミステリー。

    似鳥鶏の作品は、その内容もさることながら、
    登場人物が立ってますね。
    そういう意味では、東川篤哉の作品に近い感じもします。

    中身的にも近くて(と言ってもいいよね)、
    コメディタッチのミステリーになっています。

    中々面白いですね。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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