- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167838614
感想・レビュー・書評
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前作と違いミステリーとして 読めた。作者は女性だと思っていたのでやや驚き。
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シリーズもの。
1作目の「午後からはワニ日和」が、”人の死なないミステリ”として紹介されていたのが読むきっかけでしたが、こちらはちゃんと(?)殺人事件が起こります。
とは言えやたらと重くも、悲愴でもなく、あくまで愉快な仲間たち(動物含む)シリーズ。
各キャラクターの謎が少しずつシリーズで回収されるんだろうな、と思いつつ主人公桃君のプチハーレム(動物含む)も楽しめます。 -
2018年4冊目。面白かったけど、読み終えてから1作目と似たパターンが少し目立つなと感じた。動物園パートをもっと増やして欲しいなぁ。
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同僚が走るマラソン大会の応援にやって来た、桃さん、鴇先生、七森さんと服部。
間も無く選手がやってくる、と見守る観衆の前を走って行ったのはコースを逆走するダチョウだった。
慌てて取り押さえたメンバーだったが、この様子がニュースやネットで取り上げられて、またもや彼らの周りに怪しい影が。
鴇先生の過去が語られる今回。
大事件だし、やはり後味も良くない。
このシリーズ、もう少しほのぼのでも良いんじゃないかなー。
桃さんの容姿が語られないけれど、七森さんを見下ろす感じ、穏やかな気性。多分キリン似。
多分、そこそこ男前なんだろうなあ。
そして、服部、何者なんだろう。 -
自分にとっては、本の少しだけ回りくどさも感じる部分はあったが、面白かった。タイトルも、導入のダチョウの事件も、何だろうと思いつつ、気にせず読んでいったところ、最後にあっと言わせられた。
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お仕事ものと推理サスペンスのごく軽いレジャー本ですね。
比較的細かく脚注が入るのはお仕事ものにはありがちで、かつありがたいものですが、動物以外のネタも多いのでもしかして作者はそこまで動物に入れ込んでないのではという疑惑もある。
とはいえ、軽いことが長所となることもある。 -
動物園ミステリーシリーズの2作目。前作と同様、スラスラと読めてしまった。動物園の職員たちの成長、特性や性格が色濃く出ていたりと、キャラクターの個性も十分に発揮され、服部くんの変態ぶりや、桃くんが皆から好かれているのも印象に残る。ダチョウに起こった出来事がきっかけで起こった事件は、動物園職員の勘や、動物の習性、法律に引っかかるのではと薄々感づく出来事などから推測し、最後に解決されていくのが良かった。事件の身勝手な動機は許されないこと、動物、動物園職員たち双方が平和で暮らせるのが何よりと感じる。