ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫 に 19-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838614

感想・レビュー・書評

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  • 動物園コージーミステリの続編。ラブに進展はございませんが、草食系の桃とクーデレ女獣医の組み合わせが楽しくてたまりません。今回は、鴇先生の過去の男が登場!です。

  • 前作と違いミステリーとして 読めた。作者は女性だと思っていたのでやや驚き。

  • 楓ヶ丘動物園シリーズ第2段。
    本作も面白くて一気読みでした。
    主人公の桃本くんと鴇先生が殺されかけてしまってヒヤヒヤ。
    ストーリーも面白いけど、個性的な登場人物が大好きです。
    鴇先生は(物理的にも)強い!
    七森さんは可愛い雰囲気の割に、意外な行動力。
    そして服部くん!変態ぶりが加速しているような気が…。飼い犬のディオゲネスもご主人と同じく変で、このコンビは楽しすぎます!
    第3弾も楽しみです。

  • シリーズもの。
    1作目の「午後からはワニ日和」が、”人の死なないミステリ”として紹介されていたのが読むきっかけでしたが、こちらはちゃんと(?)殺人事件が起こります。
    とは言えやたらと重くも、悲愴でもなく、あくまで愉快な仲間たち(動物含む)シリーズ。
    各キャラクターの謎が少しずつシリーズで回収されるんだろうな、と思いつつ主人公桃君のプチハーレム(動物含む)も楽しめます。

  • 2018年4冊目。面白かったけど、読み終えてから1作目と似たパターンが少し目立つなと感じた。動物園パートをもっと増やして欲しいなぁ。

  • あー、面白い。注釈もイチイチ面白い。さらっとさくっと読めるけど、ちょっと事件は奥深いというか質が悪い。最初ダチョウが疾走してるシーンは想像すると見てみたいやら、笑えるやら・・・。鴇先生も素敵だけど、七森さんも素敵。服部くんの素性がものすごく気になる今回。この4人で恋愛模様とかあるのだろうか。この作品読んじゃうと、一時パンデミックになる疾病については疑いたくなってしまう。多分、主人公、のハズ、の桃くんの存在感がもう少し次回は強くなるといいなぁ。でも、このポジションだから面白いのかな。さらっと読了です。

  • 同僚が走るマラソン大会の応援にやって来た、桃さん、鴇先生、七森さんと服部。
    間も無く選手がやってくる、と見守る観衆の前を走って行ったのはコースを逆走するダチョウだった。
    慌てて取り押さえたメンバーだったが、この様子がニュースやネットで取り上げられて、またもや彼らの周りに怪しい影が。

    鴇先生の過去が語られる今回。
    大事件だし、やはり後味も良くない。
    このシリーズ、もう少しほのぼのでも良いんじゃないかなー。
    桃さんの容姿が語られないけれど、七森さんを見下ろす感じ、穏やかな気性。多分キリン似。
    多分、そこそこ男前なんだろうなあ。
    そして、服部、何者なんだろう。

  • 自分にとっては、本の少しだけ回りくどさも感じる部分はあったが、面白かった。タイトルも、導入のダチョウの事件も、何だろうと思いつつ、気にせず読んでいったところ、最後にあっと言わせられた。

  • お仕事ものと推理サスペンスのごく軽いレジャー本ですね。

    比較的細かく脚注が入るのはお仕事ものにはありがちで、かつありがたいものですが、動物以外のネタも多いのでもしかして作者はそこまで動物に入れ込んでないのではという疑惑もある。

    とはいえ、軽いことが長所となることもある。

  • 動物園ミステリーシリーズの2作目。前作と同様、スラスラと読めてしまった。動物園の職員たちの成長、特性や性格が色濃く出ていたりと、キャラクターの個性も十分に発揮され、服部くんの変態ぶりや、桃くんが皆から好かれているのも印象に残る。ダチョウに起こった出来事がきっかけで起こった事件は、動物園職員の勘や、動物の習性、法律に引っかかるのではと薄々感づく出来事などから推測し、最後に解決されていくのが良かった。事件の身勝手な動機は許されないこと、動物、動物園職員たち双方が平和で暮らせるのが何よりと感じる。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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