悪の教典 下 (文春文庫 き 35-2)

著者 : 貴志祐介

• 文藝春秋 (2012年8月3日発売)

感想・レビュー・書評

[スヌさんの感想 · 2013年2月7日]

。。。下巻読んでて気付いた。これ、大島優子がこの映画嫌いって言った例のアレかー、と。うん、私もこれはダメだ。鍵の部屋書いた人だからと思って最後まで読んでみたけど、特にすごいどんでんがえしもない感じ。

[fuji-teaさんの感想 · 2012年11月14日]

更に殺しがヒートアップする展開にややうんざり。
一応ハスミンこと主人公の蓮実教諭は、幅広い選択肢から最良の選択肢として殺人があるなら迷わず実行するような事を言っているけど、下巻の殺人は悪手ばかりで状況を悪くする一方。

頭の切れる悪を主人公にするなら、無理にスプラッタしないで最後までスマートに、そして何より勝たせて欲しかった。

[ふとしじゃぱんさんの感想 · 2024年2月13日]

頭めっちゃ良いサイコパスキラーって設定だけど、割とポンコツなミスからクラスメイトにバレそうになって結局皆殺しにすることになるのだが、こんな体たらくで前の学校では4人しか殺さずに済んだのか？そもそも電車内で同僚殺してるの絶対誰かに見られてるだろ？って思いが拭えない。とても博識なのに除細動器に録音機能があることは失念しているし、安原と屋上でキスしてるところは蓼沼がいるの気付いてないし、生徒が籠城したのも運が良かっただけな気がするしそりゃまぁそうなるだろうな、って感じ。
でも黒い家でもそうだったが貴志先生にサイコパス描かせたら面白くなる。
責任能力無しと判断され世に放り出されたハスミンの第二部も読みたいものです。

[0komeさんの感想 · 2024年2月13日]

グロすぎ注意報。
今後、蓮見聖司の名前を忘れられないだろうね。
一生級のトラウマ。
作中で登場したモリタートという曲について気になったので調べてみた。
moritat →mori(致命的な)tat(行為)→殺人
鳥肌もんです。

[ふうさんの感想 · 2024年1月19日]

有名すぎるが故に読んでなかったけれど
やはり、貴志祐介さんの長編小説は
読み応えがあって素晴らしいな〜。

グロいしえげつないけど、
エンタメ性が抜群。面白かったです。

[renachansさんの感想 · 2023年12月12日]

おもしろかったけど、ハスミンがもっとハスミンでいて欲しくて、最後に近づくとボロが出てきちゃったり感情が出てきちゃったりするところが、ちょっと残念に感じた；；

[トコトコさんの感想 · 2023年6月10日]

二周目読了。

印象的なサイコパスならではのセリフが、、
「Oh! You were enter to Todai? Sorry,you are going to die.」

「ここがポイント・オブ・ノーリターンだ。」

下巻はアクションだね。

[ぴよさんの感想 · 2023年6月2日]

クライマックスがかなりサイコ満載で面白かった。

[あおいさんの感想 · 2023年3月31日]

サイコキラー小説。続きが気になってどんどん読んじゃった。上の方が面白かったかも。徐々に失速していった気がします。ちょっと長々しすぎな気はした。あんまり物語の起承転結は無くて、ずーっとサイコパスしてるって感じです。ずっと同じくらいの面白さで読みやすいのは読みやすかったけどイマイチ決め手は無かった。

[みさんの感想 · 2022年7月24日]

上巻はジリジリとしか進まなかったんだが、下巻に入ってからは、さあ！大量殺人行ってみよー！で勢いをつけて読んだ。面白かった。しかし、非常に疲れた。そして「アクノキョウテン」で一気に力が抜けた。
ハスミンのその後が気になるところだが、それを想像するのも面白い。
色んな意味で凄い話だった。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」