烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫) (文春文庫 あ 65-1)

著者 : 阿部智里

• 文藝春秋 (2014年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[日向夜久さんの感想 · 2017年2月3日]

視点が不安定過ぎて数ページで息が詰まる．「続きが気になる」よりも「読み難い」が勝る．難解な文章構成が終われば下らない姫たちの掛け合いが長い．疲れる．

最後まで読めなかったので評価なし

[とみぃさんの感想 · 2017年1月18日]

『玉依姫』が出たころに気になって調べたらシリーズものとのこと。
しかも、作者は若い女性。史上最年少松本清張賞受賞作。
和風ながら、烏になれるなどファンタジー要素もあり。
いったいどんなのだと思いながら読んでいると、まさかのどんでん返し。
ただの雅な奥様選びな話じゃなかった。

女性陣はよくも悪くも今風で読みやすく、真赭の薄がすごく良い子になっていった。
白珠の恋愛事情は萌える展開ではあったけれど、若宮のかまかけにあっさり引っかかったのにはビックリ。

次作は若宮側が描かれるということで、そちらも読んでみようと思う。

[ぱんたさんの感想 · 2016年12月2日]

面白いんだけど、期待値が高すぎた感じかな。

シリーズものだから続編を読ませたくなるような終わり方だったかなというイメージ。

[niaさんの感想 · 2016年11月26日]

小野不由美の12国記好きな人ならはまるよーと勧められて読みましたが、これはよい恋愛小説。むしろアスカガお好きな人は是非。ラストのどんでん返しが胸をすくミステリ仕立てなのもGOO!

[marypoppinsさんの感想 · 2016年10月10日]

大どんでん返しに驚愕した。

[mishuranmanさんの感想 · 2016年9月29日]

一回目はすごく楽しく読んだが、読み返すと語り手？心情描写がちょっと無理がある感じが。

[siesta05winさんの感想 · 2016年9月21日]

世界観の設定から、ファンタジーと思って読み始めたけど…
いい意味で裏切られた感じ。


松本清張賞をとったの言うのもうなずける。
ファンタジーの世界観を使ったミステリーと言える作品だと思う。

他の作品も読みたくなった。


個人的な残念ポイントは
途中まであせびに感情移入して読んでいたので、まさかの展開にちょっと気持ちが置いてきぼりになったこと(笑)
若宮が一癖も二癖もありそうなくわせものな感じは、序盤から匂わされてたけど
最後に探偵然として現れて、かっこよく謎解きされても、すぐに若宮目線からの物語に気持ちが切り替わらなくて、ちょっと消化不良に…。
再読したり、続編の若宮主人公の話を読んだりしたらまた見方が変わるかなぁ( ´△｀)

[りんご花さんの感想 · 2016年9月8日]

春殿メインで若宮様との恋を描いていくのかと思って普通に読んでいたらぽんとひっくり返されて、準備をしていなかったので最後には驚かされました。純粋さ故の恐ろしさ。そもそも純粋なのかも怪しいですが、全て意図された事だと考えれば考えるほど怖いです。シリーズなので、すみはこれから大変かと思うのですが、若宮は正直なところ大好きですよね。無理でしょうが是非とも一筋でお願いしたいところです。

[quartsquatre44さんの感想 · 2016年9月6日]

最初は少女向け恋愛小説風に始まるのに…確かに南、西、北の３人がいろいろ抱えたり思惑を持ったりして動いているのに、一人だけふわふわしてるなとは思ったが、実は飛び抜けて一番の悪女だったというオチ。無自覚の（ほんとに無自覚なのか？）悪意ってやっぱり作者が女性だからかけるのかな。
東家の当主も、あせびが自分の娘でないことを（そしてたぶん一の姫のうけた被害やその真犯人のことも）知ってるのにあせびと仲睦まじい親子の会話ができる時点で確かに腹黒だよなあと、読み返して恐ろしくなる。

[roomtopoさんの感想 · 2016年9月4日]

面白かった！
最初は、歴史物だしどうなんだと思ったんだけど、後半に物語が進んで行くうちに、どんどん引き込まれてしまった。
ライトノベルでもなく、かなり読みでのある物語でした。
続きが楽しみ。

著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』（NHK出版）刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない（4）』 で使われていた紹介文から引用しています。」