- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167904807
感想・レビュー・書評
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この邦題はだめじゃないのか?
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パリ警視庁の警部カミーユ、残忍な殺人事件の捜査担当となる。ミステリー古典の現場を忠実に真似た犯行であることがわかり、過去の未解決事件やスコットランドの事件もその一環であることがわかってくる。
この続きが『その女アレックス』、以前に読んでいたのですが、詳細はすっかり忘れていたお陰で、最後まで楽しめて良かったです。ひどい事件ばかりだけれど。 -
このトリックは想像だにしなかった。
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仏警察小説。カミーユ警部がミステリー小説になぞらえた連続殺人事件に挑む。事件が残酷すぎるので星2つ。
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本屋でしばらく前に買って読まないでいたことを忘れて図書館で借りてきて読了。
読み終わってから気づいたのにはショック。
気になっていた作家であった。
他の作品にも手を出すと思う。
買ったのを忘れないようにしないと! -
案の定「その女アレックス」を先に読んでいた口でX X Xが X X Xなのがわかっていて読み始めましたが、物語を引っ張って引っ張ってラストが意外とあっという間に終わってしまった感が強かった。「その女アレックス」と比べると辛い点になってしまいますかね。71
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その女アレックスより好き!
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タイトルから結末がなんとなく想像できるが、そこまで行き着くまでの話の展開がうならせる。
サイコ・サスペンスとして不可欠と思われる描写もリアルで、映像が目の前に見えるようだった。
主人公ヴェルーヴェン警部の洞察力や統率力も見もので、ヴェルーヴェン個人またはそのチームと、対犯人との駆引きがスリリングなものとなっている点も物語に引き込まれる要素のひとつだろう。
ルメートルの他の作品も読んでみたい。
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「悲しみのイレーヌ」(ピエール・ルメートル:橘 明美 訳)を読んだ。
当時「その女アレックス」が三部作の真ん中にあたるなんて話なかったよね!かなりムカついている。
なので、「その女アレックス」のイメージが霧散した今になって読んでみた。
こういうトリックたまにあるけど正直好きではない。 -
アレックスの後に読みました
犯人の悪意に取り込まれました -
犯人や結末は途中何となく予想つくも、
楽しく読めます。 -
連続殺人犯のトリックの一つ一つが荒唐無稽で、未熟なSF小説のよう。ただ、警察側の人間関係や会話はおもしろい。
舞台がフランスという小説は読んだことがなかったので新鮮だった。 -
叙述トリックは嫌いだ。文章だからこそ成り立つトリックは映像に出来ない。果敢に挑戦した映画も有るが、あまり成功してるとは言えない。
だが、この作品には脱帽した。本当に最初の1ページ目を読み直した。久し振りに唖然とした驚いた。
映像に出来るかは分からないけど、読者としては完全に騙された。
ただ、どんな優れた作品でも欠点は有る。
読み進む内に犯人は分かるし題名から結果が分かる。
何故、主人公に犯人は執着する事になったのか。
でも、そんな事は些細な事だろう。
僕は、犯人が誰かを先に知ってから読むのが好きなので(笑)
今年最後の令和の初めの年の最高傑作。
本当に素晴らしい作品だった。ルメートル恐るべし。 -
2019.10.12-261