悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

著者 :
制作 : ピエール・ルメートル 
  • 文藝春秋
3.81
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本棚登録 : 3591
感想 : 453
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904807

感想・レビュー・書評

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  • 残酷なストーリーを…哀しい結末。

  • 序盤は冗長ですが、後半の展開を受け入れることができたのなら、我慢のしがいもあるかと思います。終わり方は、残酷です。

  • 久々に一気読みできた本である。400ページ超であるが、テンポよく読むことができた。
    悲劇的な結末である。

  • この女アレックスの著者。
    後味が悪そうなので中断。

  • 「その女アレックス」、「死のドレスを花婿に」、に続いてのピエール・ルメートル作品。
    これまで読んできた作品も暗い内容だったけど、「悲しみのイレーヌ」はさらにノワール。
    カミーユのこれからが気になるので、「傷だらけのカミーユ」を読まざるを得ない。

  • 最初に行っておくと結末が糞小説、時間を無駄にした。まだ読んでない人はやめときなさい。
    その女アレックスを読んだので、この作者の他のはどうかな~と読んでみたが。
    地道な捜査で犯人を捜すけど、結局人違いで自分の妻がさらわれてからわかるというあほっぷり。
    そして結末は間一髪間に合うか!?って感じで間に合わない。カミさんは腹を掻っ捌かれて赤ん坊もろとも死んでいる。
    最後に犯人が捕まったあとに話が飛んで手紙でなんか偉そうなことを言って終わる。
    妊婦や子供が死ぬ作品にロクなものはない、この小説も糞。何が言いたいのか理解不能、読むだけ時間の無駄。

  • 面白い。
    残酷だけど先が気になってどんどん読んでしまった。
    その女アレックスを読む前に読みたかった。

  • 「その女アレックス」前作で著者のデビュー作。日本では続編の方が先に有名になってしまい、先にそちらを読んでしまっているので、こちらの結末はある意味分かっているのが問題だが、それでも終盤の展開に驚いた。何で第2部がこんなに短いんだろう・・と気になりつつ読んでいったんだが、それでもこの展開は想像できなかった。まさに小説じゃないと味わえないミステリー。内容はどぎついし映像化は少し難しいんかな。しかし、原題ではそんなことないのに、邦題が「悲しみのイレーヌ」となっているのはどうなんだろう。それじゃぁ、続編読んでなくても結末が予想できてしまうじゃないか。続編が先に翻訳されてしまったから開き直りなのか。

  • なんか、凄かったな……。
    タイトルからしてもしやとは思っていたけれど…ここまで救いもなにもなく終わるなんて。

    終盤の展開に、私の解釈があってるのかと不安になったけれど、レビュー見る限りあっているようで良かった。

    なんにせよこのままじゃ終われないので続き読もう!

  • 残忍な描写はアレックスで慣れたけど、それでも厳しいかなあ。。映画にはできないだろう。
    ストーリー展開、同僚、上司、部下との人間模様が最高。

    タイトルをこれにしなければもっと良かったかもね。なんらか想像つくし。。

    しかし、後味は最悪。でも、好きだな。この本。

  • こちらが一作目であることを知りつつ、邦訳されたのは「アレックス」が先だからと後に回してしまったんだけど、もったいないことしたなー!

    こういう造りのストーリーもきっと今までにあるに違いなくて、それだけでは斬新とはいえないのかもしれないんだけど、作中に出て来る多くの殺人の来歴とあいまって、読者自体が立ち位置を見失う様な、そんな感覚をもたらしてくれる。

    しかしそう考えてみると、アレックスから読んだのもまあ悪くは無いのかな…

  • その女アレックスが面白かったので手に取った。正直に言ってどこが良いのかわからない。ただただ残虐なシーンの場面が繰り返され推理的な面白さがない。結末をあそこまで残虐にしなければならなかった意味があるのか。。?私の中では最低の小説。すみません。

  • 読後感以外は良かった。久々の翻訳本のヒット。

  • 半分読んだとこで、残りは飛ばし読みしてしまいました。
    原題は「丁寧な仕事」とかそんな意味らしいですが、邦題はご丁寧に名前まで出してネタばれです。

    フランスらしい過激さと言うか、血みどろな事件が連発ですが、主役のカミーユ刑事が知的なので、イロモノにならず、読みごたえあります。

    ただ、私の個人的な好みで、嫌な終わり方でちゃんと読まなかったため、星はつけないでおきます。

  • 後半のどんでん返し!
    今まで読んで来たのは…!
    とても興奮して後半は一気に読みました。

  • ★趣向はびっくり★凄惨な殺害現場がいくつも登場し、主人公の妻がおそらく被害者となるであろう不穏な流れも重なり、物語の暗い勢いに引っ張られる。大部分を占める第一章が小説内の小説だったという重層的な仕組みには驚いた。ただ、第二章が極めて短く登場人物の性格設定が本当はどうなのか混乱してしまった。

  • その女、アレックスがよかったんで遡って。
    でも、コッチを先に読みたかった……。

    二部に分けたトリックも斬新で、登場する名作も読んでみたくなるね。

    次も楽しみだ♪

  • 一気読み

  • カミーユ警部3部作の1作目ですが、一気読みしてしまいました!
    「傷だらけのカミーユ」を読んだ直後に読んだこともあり、結末や犯人があらかじめ分かっていたこともあり、その点では物足りなさも感じましたが、猟奇事件とミステリー小説との関連性や犯人に徐々に迫っていくカミーユ班など警察のチームワークが良かったですね!
    この作品の内容をふまえての「傷だらけのカミーユ」は続編的な話なのだなぁと改めて感服しました!

  • これがデビュー作って…やはりルメートルはすごいなと改めて実感。
    ヴェルーヴェン警部シリーズの1作目です。
    シリーズ2作目となる「その女アレックス」を先に読んでしまっていたのが自分としては心残りですが、それでも充分楽しめます。私がフランスに全く土地勘がないのと人物の名前が覚えられないせいで読むのにえらく時間がかかりましたが…
    「その女アレックス」未読の方は是非「悲しみのイレーヌ」から順を追って読んでほしいなと思います。
    「悲しみのイレーヌ」ストーリーは度肝を抜かれるほど強烈です。よくこんなすごいの思いつくな…といちいちビビりながら読んでました。一言でいうとグロいです。海外ドラマ「ハンニバル」に抵抗無い方から大丈夫だと思います。

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著者プロフィール

橘 明美(たちばな・あけみ)
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学卒。訳書にスティーブン・ピンカ―『人はどこまで合理的か』(草思社)、デヴィッド・スタックラー&サンジェイ・バス『経済政策で人は死ぬか?』(草思社、共訳)、ジェイミー・A・デイヴィス『人体はこうしてつくられる』(紀伊國屋書店)ほか。

「2023年 『文庫 21世紀の啓蒙 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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