ミッドナイト・バス (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.68
  • (41)
  • (138)
  • (95)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 1052
感想 : 99
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906719

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いっつも深夜バス使ってるんだけど、次乗る時明後日なんだけど運転手の人生考えちゃいそう。

  • 2020.10.20-335

  • 利一と美雪がまた復縁するのかと思ったが、やはりもう始まってしまった家族があるので、現状のままそれぞれの人生を歩む。そういう人は割と居るのではないでしょうか。元妻や元交際相手に再会したら、一瞬の迷いは誰でもあるかも。しかしお互いが新しい人生を作ってしまっていて、それも壊してしまうともっと最悪の人生になるのかもと気づく。
    敬三の介護のことや、子供の成長などどんどん状況が変わっていくので、いつまでも交際仕立ての頃の感情だけでは動けない。
    年齢を重ねるにつれ色々な背景を背負ってみんな生きていく。それでも自分の人生だし悩むこともわかる。
    彩菜や怜司も色んな事を経験し、大人になろうとする姿も良かった。怜司が器用貧乏なところも、どうにかして良い方向になれるように海外の仕事で頑張って欲しい。

  • 元妻、子供達と家族を守り立て直そうとする主人公。彼女との恋愛ストーリーと家族をら立て直す純文学…。どちらなのか。

  • 堤真一をイメージしながら読んだ。

  • 男と女って、めんどくさくて大変よね。。。

  • 映画にはないサイドストーリーが、物語に深みを与えている。

  • 登場人物が、気持ちを全然相手に言わずに、自分の中だけで決めてすれ違うことが多いことに、モヤモヤ。
    家族だから返って言えないのは分かるけど、もう少し素直になってもいいのでは。。

  • この作者の小説は、スルリと読者の心に入ってきて、読みながら忘れかけていた自分の過去のあれやこれや(親との葛藤、子との擦れ違い)を思い出させる。今回も亡き親の深い愛をしみじみ感じて涙・・夫婦の擦れ違い、老親の覚悟、親子のもどかしさなど多少のきれい事もあるけどどれもが素直に心に染み入る。そこに景色の描写が写りこんで、気づけば利一を応援(笑)

  • みんな、いろいろなものを抱えているから、支え合わないと、バランスを崩してしまう。

全99件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊吹有喜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×