ミッドナイト・バス (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906719

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  • 深夜バスの運転手。新潟と東京を行ったり来たりする。息子と娘に振り回されつつも、東京には恋人もいる。
    人生を進めようと思ってたところに元妻も現れる。家族として思いやる気持ちの大切さとともに、前に進もうとする気持ちを受け止めねばならない時もある。そして自分も前にいく。そんな人生ドラマかな。

  • 映画化が決まってから読むとどうしてもキャストの顔が浮かんでしまうが、本作では意外と気にならなかった。新潟が舞台なだけにニヤリとさせられるシーンは随所にある。「美越」は白根あたりかななどと想像すると楽しい。利一と志穂の関係に終始モヤモヤさせられるが、映画ではどう描かれるだろうか。章ごとに主観が変わるので、細切れで読んでいるとこれは誰の物語だったかと思うことが多々あった。正直読み終わってスッキリとはしていないが、久しぶりに新潟が舞台の映画には大いに期待している。

  • 活字より映像で見た方が良いと思う。活字だと若干、白々しい

  • 思っていた以上に面白かった笑
    あっという間に読みたくなり、ほぼ一日で読了。

    ちょこっとレイジが気になり、志穂とリイチちゃんがどうなるか気になりました。

  • 様々なエピソードのひとつひとつが素晴らしく、それだけにその後が気になるので星3つ。
    ベースの物語からは少しずつ異なる視点で語られていくので、登場人物が多く感じるかもしれません。
    解説にもあったように、上京する息子を見送る母親のお話が一番グッときました。
    高速バスを使うような距離ではないので、近いうちに実家へ帰りたいです。

  • 伊吹さんの本は2冊目。深夜バスドライバーの利一と、その息子の怜司、娘の彩菜、そして利一の彼女の志穗を取り巻く、家族のつながりや愛情を描いた物語。
    利一の人柄も気に入り読み進めやすかったのだが、ちょっと期待外れ…。
    バスの乗客の視点で次々と物語が進んでいく物語と勘違いしてた。。

  • 泣けた。
    家族、夫婦、離れていても。

  • 必死に壊れそうな形を押し留めようともがく家族のお話。現実的な設定であるだけに余計にそのアラが目に付いた気もするけれども、まぁまぁではないでしょうかね。
    しかし語り手の急転換はどうなんだろう?一瞬誰の話なんや?と戸惑ってしまい、読書スピードはスローダウン。こういうスラスラ読ませる作品としては結構な致命的ミスかと思われ。

  • 夜行バスで新潟と東京を行く話。

    上手くいかない人生も
    最後によかったと思えればいいのかな。
    ちょっとでも早くによかったになれるように
    生きていかないとだ。

  • 男女の台詞が安っぽいし、時系列を変化させるのも読みにくい。と、さっさと読み進めていたら、やはり最後はうまく家族の物語でまとめあげる。おしい作品。

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。出版社勤務を経て、2008年「風待ちのひと」(「夏の終わりのトラヴィアータ」改題)でポプラ社小説大賞・特別賞を受賞してデビュー。第二作『四十九日のレシピ』が大きな話題となり、テレビドラマ・映画化。『ミッドナイト・バス』が第27回山本周五郎賞、第151回直木三十五賞候補になる。このほかの作品に『なでし子物語』『Bar追分』『今はちょっと、ついてないだけ』『カンパニー』など。あたたかな眼差しと、映像がありありと浮かぶような描写力で多くのファンを持つ。

「2020年 『文庫 彼方の友へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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