ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城 1)
- 徳間書店 (1997年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198607098
感想・レビュー・書評
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帽子屋の長女ソフィーは、いつも損してばかり。「長女だからしかたない」とすっかり自分の人生をあきらめてしまっている。あるとき、荒地の魔女に呪いをかけられ90歳のおばあちゃんになってしまったソフィーは、大魔法使いハウルの動く城に住み着くことになり・・・。
ダイアナの作品で一番最初に読んだもの。まぁ、映画の影響を受けてというか。映画も原作もそれぞれ見所があっておもしろいし、わりと原作から大ずれしないように作ってったのではないかな。原作のハウルの方が、映画よりたらしで情けない度は高いかもしれないけど、それがまた味がある。映画では、疑問がいくつか残ってしまったかんがあるが、原作はさすが、ダイアナというかんじで、最後にはきっちり満足できる読み応えだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮崎駿作品の原作「ハウルと動く城」
原作の題名を映画と合わせるために同じにしたんだとか
映画でのハウルは「女たらしだけどそれはソフィーに近づくためだった」ってことになってるけど、原作では終盤あたりまでずっと女たらし笑笑でもそこでうまいことソフィーが絡んできておもしろい!!
シリーズ三部作まであるけど全部読みたい -
どんでん返しの小説・・・と言われたら、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが真っ先に浮かぶ。いや、ちゃぶ台返しか。物語には複雑な設定と伏線が張りめぐらされていますが、たいてい4/5あたりで物語としての骨格が壊されます。(フェリーニの映画のように。)そこから伏線が回収されて再構築され大団円。
この本は、日本で彼女の最もよく知られている小説なので挙げました。『九年目の魔法』『私が幽霊だった時』『大魔法使いクレストマンシーシリーズ』『デイルマーク王国史シリーズ』などがあります。
[NDC] 933
[情報入手先]
[テーマ] どんでん返しの小説 -
ジブリ映画の原作ということで気になって読んでみました。映画ではいまいちストーリーがわかりませんでしたが、原作の方は物語の筋道がしっかりとしており、とても面白かったです。
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おもろい
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ジブリ映画の原作として読んでみたかったのだがすごく面白かった。
何故ソフィーが荒れ地の魔女に魔法を掛けられてしまったのか、こちらでは筋が通っていた。
映画と違い、ソフィーの姉妹2人やハウルの家族まで登場するし、ハウルはすごく惚れやすいのに相手が落ちると興味をなくすとんでもないチャラ男(笑)
映画の方ではハウルが王族に雇われて戦争に魔法使いとして介入し、魔法も使われるシーンが多かったが、こちらは戦争のことは一切出て来ず鮮やかに魔法が使われる印象も薄かった。
映画も好きだが、こちらも面白かった。 -
映画▶︎本の順に読みました。
映画では取り上げられていないところも面白かったです。
荒地の魔女の印象もだいぶ違うし、ハウルも。
途中映画にも無い場面が多いと言う目線で見てたけど、最後のシーンとセリフは映画にもでてきたから、そのシーンを彷彿とさせてくれて楽しめた。
翻訳だからか、すっと入りにくい表現もあった。 -
小説の映像化は大体が別物だと思っているので、コレはコレですごく楽しめました。ただ他の方もコメントしてたように翻訳のせいかテンポが私には合わず、少し読みにくさを感じました。
でも、面白いものは面白い‼︎
魔法道具の描写もアニメで観たかったな〜と思うくらいにはハマりましたし、最後もまんまと騙されてえっ‼︎となった単純な私。 -
映画のソフィーは好きになれなかったけど、こっちのソフィーは魅力的だった。突然呪いをかけられて老女になってしまったのに、嘆きもせず、歳を取るとこういうことがあるんだ、と発見している。しかも、それを逆手に取って、怖いものなしで図々しく魔法使いハウルの城に居着いて、いつの間にか馴染んで偉そうにしている。痛快。
ソフィーは火の悪魔カルシファーとも仲良くなっちゃうし、ハウルにも一目置かれている。「長女だから、しくじってばかり」とぼやきながらも、勇敢で情に厚い。
荒地の魔女の正体は?とか、呪いが誰にどう書けられているかとか、呪文の意味とかは、こんがらがってわかりにくかったけど、まあ、めでたしめでたしでよかった。 -
アニメの方とは少し違う部分もあって、意外と新鮮な気持ちで読めた