- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198626006
感想・レビュー・書評
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心が傷つけられた時
どこからでも
開いて
読んでみたい
もう一度
人を 信じてみよう
と 思わせてもらえる
そんな
一冊です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北重人氏の作品初めて触れた
小品6作
いずれも東北を舞台の人情物語 -
汐のなごり
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時代は江戸、水潟という北の港町を舞台にした短編集。「海上神火」「海羽山」「木漏陽の雪」「歳月の舟」「塞道の神」「合百の藤次」それぞれ登場人物は異なるが、北の港町で真摯に懸命に生きてきた人々を描いている。どの話も人の思いの強さと、ひたむきな思いが報われる暖かさを感じさせ、読後感が清々しい。
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山形県酒田
行ってみたいとも、見ずに思っていたとも、思いました。 -
こころに心地よく染み渡る短編集
北重人さんの小説のなかで一番好き -
私はこういう、日本語が美しくて、しっとりしていて、情景や心の機微の描写が細やかで、かつ、艶っぽい文章を書く作家が好きなんだな、ということを発見した一冊。
すべてのストーリーは、同じ街を舞台としていて、でも登場人物が異なる短編小説。それだけに、一人の人物やテーマにのめり込むことができないのが少し残念だけれども、日本の小説に特有な、かげりを美しく表現しながら、でも、一つ一つがじんわりハッピーエンドで終わる。 -
人の世の温かさを、じんわりとかみしめられる本でした。『鳥かごの詩』の方がきらきらしていて、はつらつとしていて好きですが…。
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ふつーにおもしろかったです今、他の人の感想を見るまで人生を振り返る話ばっかりだと気がつきませんでしただめだな
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◎第140回(2008年度・下半期)直木賞候補作品。
2009年2月26日(木)読了。
2009−22。