あるキング

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627799

感想・レビュー・書評

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  • 意味わからん

  • 弱小プロ野球チーム仙醍キングスの
    熱狂的なファンである両親から生まれ、
    仙醍キングスに入ることだけを目指して育てられた少年
    山田王求(おうく)の伝記

    伊坂さんが描きたいものを描いたらしいけど
    なんだかよくわからない話

    王様と野球にあれだけうまくひっかけられたな
    という表現がたくさんあって
    そこはさすがに才能だなって思ったけど

    他の人もレビューで書いているように
    初めての伊坂作品には絶対におすすめできません

  • 2016 4/30冊目。
    野球界において、圧倒的な強さを誇るバッターになる山田王求(おうく)の成長から死?までを描いた話。今までの伊坂幸太郎作品とは違うものと考えないと違和感満載。すっきりしないし、言いたいことがわからなかったー。こういう作品もあるという経験ができたのは良かった笑。

  • 伊坂さんらしくない作品というのは踏まえた上で読まないといけない。
    野球の王様、王求の生涯を描いているが、王様の完璧な存在というものを楽しんでいると、良くも悪くもファンタジー要素も入ってくる。
    ストーリー、キャラクター共に単純に咀嚼できない部分が多く、読み途中から読み終わりまで、すっきり感は期待できない。

  • 意外と
    同級生「乃木」の野球シーンが
    わくわくしちゃった。

    孤立しちゃうひとの環境は
    まさに王様みたいなのかもしれない。

    でも、王様は死に、
    またなるべき人が王になるんしょ、ね

  • 弱小チーム・ファンとしての母親の異常な姿、(架空の)山田王求という野球選手の誕生、両親の野球英才教育、天才少年ぶりを発揮した10歳~15歳、また最弱の野球チーム(仙醍キングス)で打率9割、打てばホームランという驚異のバッターとして活躍するまで。あり得ないスーパースターの話が展開する不思議なファンタジーだが、リアルさがある。父親の事件などはやや夢を損なうので必要なのかとは思うが・・・。語り手が物語を進行させるという設定が成功し、王求の怪物的・不気味ともいえるキャラクター造形に貢献している。早熟の天才は今夏に甲子園で活躍した1年の清宮君がいただけに、読みながら彼の顔が連想されて仕方がなかった。

  • 運命は作られる・・・てことなのかしら
    こうやって王が生まれ、繰り返されていくのか・・・

  • 何だか、伊坂作品じゃないみたい。本人もあとがきで書いているけど、収まりが付いていない。
    シェイクスピアも好きな方はどうぞ、っていう感じ。
    お口直しご必要だ。

  • 野球の王様の現実とも空想とも言えない
    何かに取り憑かれたようなおどろおどろしい雰囲気が漂う不思議な空間。

    結局のところ
    誰も幸せじゃないんだもの、読んでいて悲壮感や虚しさがじわじわと押し寄せてきました。

  • 確かに、伊坂さんっぽくない作品だなと思いました。でも謎の魔女?や怪物が出てきたり、不思議な雰囲気を放つ作品だな、と。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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